
株式会社タナベ経営は2021年4月20日、同社が実施した「企業経営に関するアンケート」から、それぞれHR(ヒューマンリソース)編・DX(デジタルトランスフォーメーション)編の結果を発表した。本調査は、2020年11月4日~26日と、2021年1月13日~29日の2回に分けて実施され、同社のセミナー参加者など全国の企業経営者および経営幹部1,718名から回答を得ている。これにより、経営層が考える人材およびDX面の課題や、今後の戦略などが明らかとなった。
育成の遅れを最も感じる階層は「幹部社員」。 幹部育成は今後の大きな課題に
不確実性の高い社会となり、企業経営は従来のやり方からの転換期を迎えているのかもしれない。このような状況において、経営層が感じる課題はどのような点なのだろうか。
はじめに、「育成が遅れていると感じる人材の階層」について尋ねた。すると、最も多かったのは「幹部社員」で57.4%に。昨年調査時の42.7%から、14.7ポイント増加した。次いで、「中堅社員(入社5~7年)」が50.7%(昨年比-5.4%)、「若手社員(入社後2~4年)」が25.2%(昨年比-9.7%)という結果に。「中堅社員」や「若手社員」との回答は昨年の調査時点より減ったが、「幹部社員」や「役員」ではいずれも昨年を上回った。部門を動かすマネジメント層や、幹部社員の育成不足を懸念する企業が多いことがわかる。
はじめに、「育成が遅れていると感じる人材の階層」について尋ねた。すると、最も多かったのは「幹部社員」で57.4%に。昨年調査時の42.7%から、14.7ポイント増加した。次いで、「中堅社員(入社5~7年)」が50.7%(昨年比-5.4%)、「若手社員(入社後2~4年)」が25.2%(昨年比-9.7%)という結果に。「中堅社員」や「若手社員」との回答は昨年の調査時点より減ったが、「幹部社員」や「役員」ではいずれも昨年を上回った。部門を動かすマネジメント層や、幹部社員の育成不足を懸念する企業が多いことがわかる。

主な採用手法は「求人媒体」と「自社サイト」。新たな採用チャネルの活用はあまり進まず
続いて、「自社で実践している・興味がある採用手法」を尋ねた。すると、「求人媒体(Web・紙面)」が54.1%で最も多く、「自社採用ページ」が47.4%と続いた。各社が積極的に採用ブランディングを実施している状況がうかがえる。一方、新たな採用手法として注目を集める「オンライン選考」(13.4%)、「リファラル(縁故)採用」(13.6%)、「ソーシャルリクルーティング」(8.5%)、「ダイレクトリクルーティング」(8.4%)などの活用は、あまり進んでいないようだ。

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