ビジネスのステークホルダーの存在が気候変動対応を加速させている
最後に、「今後、気候変動の取り組みを加速させていく動機はなにか」を尋ねた。すると、「投資家や株主からの要求」が38%と最も多く、取り組みには主にステークホルダーからの期待が大きく影響していることがうかがえる。また、「従業員や社外の活動家からの要求」も35%と高く、社会的なアクティビズムの存在感も大きいようだ。さらに、「気候関連災害の深刻化」が32%、「業務や財務への直接的な負の影響」が31%と、気候変動がビジネスへダイレクトに影響する懸念も、主要な動機であることがわかった。

気候変動対策への抜本的な取り組み目標として、「カーボンニュートラルの実現」や「SDGsの目標達成」を経営目標の重点項目に据える企業も増えている。企業としての積極的な姿勢を示し、社会全体の波及効果にも繋げていきたい。
お気に入りに登録