「ひとり情シス」でもパッチ適用には迅速に対応
最後に、「情報システム部門の人数とパッチ情報を適用するまでの平均時間」の関連性を見てみると、「入手から適用まで24時間以内」と回答した人数の比率は、情報システム部門がひとりの場合に36.4%、51人以上の場合には38.2%と、両者に差は見られないことが判明した。いわゆる「ひとり情シス」の場合でも、迅速に対応している様子が垣間見える。

「情報システム部門に十分な人員やコストを割けない」などの理由で、システムの脆弱性を残したままの企業が少なからず存在するのが実情のようだ。企業が持つ情報資産は、顧客や従業員の個人情報など、機密性が高いものも多い。セキュリティの不備が信用問題とならないためにも、経営者は管理の実態を、今一度確かめる必要があるだろう。
お気に入りに登録