第三者の意見が選定に影響を与える
最後に、選定に最も影響を与えるコンテンツについて聞いたところ、「自身の体験」が23.3%と最も多く、次いで「導入事例」が22.3%、「専門家の意見・レポート」が18.7%、「製品評価や口コミ」が18%という結果になった。自身の体験以外では、第三者の意見に影響を受ける傾向が強いことが分かる。また、失敗経験がある人が4割以上であることを考えると、各製品・サービスの情報収集をおこなわないと、何を導入すればよいか判断できない人が多いことがうかがえる。また、今回の調査では、長所しか伝わってこない「製品パンフレット」よりも、実際に使った第三者の「導入事例」や「製品評価」、「口コミ」が重視される傾向にあることがわかった。

海外でも9割の人がレビューサイトを確認しているという調査結果があるように、IT製品・サービスの導入検討時には、第三者の意見を参考にできる「サイト」や「ツール」の活用が重要になるだろう。導入後の運用や効果に対するイメージをより明確にすることで、最適なIT製品の選定が可能になるのではないだろうか。
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