8割以上の企業がIT製品・サービスの選定時に課題を抱えている
続いて、IT製品・サービス選定時の課題について聞いたところ、「課題はない」との回答は2割未満にとどまった。このことから、8割以上の企業が選定時に課題を感じていることがわかる。具体的な課題としては「費用対効果がわからない」が61.7%で最も多く、次いで「製品が多すぎて選べない」が34.7%、「活用や運用のイメージがわからない」が29.3%という結果となった。「費用対効果」や「活用・運用のイメージ」が湧かない中、多くのIT製品・サービス製品から自社に合ったものを選定するのは、非常に困難だと推測できる。

4割以上の企業が、IT製品・サービスの導入で失敗経験あり
また、「IT製品・サービスの導入で失敗経験はあるか」という質問に対し、4割以上が「導入後に失敗した経験がある」と回答。「費用対効果」、「製品が多すぎて選べない」、「運用イメージが湧かない」といった選定時の課題が解決しなければ適切な選定が難しく、導入しても失敗に終わるケースが多いことがうかがえる。

失敗理由は「費用対効果の悪さ」が約6割
IT製品・サービスの導入に失敗したと感じた理由について聞くと、「費用対効果が悪かった」が59.2%、次に「運用に余分な工数がかかった」が42.4%という結果になった。費用対効果は、導入前の課題としても1位であることから、課題が解決されないまま導入を進めた結果、失敗したケースが多いと考えられる。

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