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「トップダウン(上意下達)」について考える

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船頭は一人でよい

 このように筆者が述べると、そうか!トップダウンはやはり必要なのか!!と思うかもしれないが、注意は必要だ。もっとも重要なことは、企業経営において、船頭、すなわちトップは一人でよいということだ。トップダウンの基本である。何を今さら当たり前のことを…と言われそうだが、中小規模の同族企業では親族が経営陣である場合が多く、トップが複数いる場合がある。同じことを言っている場合はよいのだが、各人が違うことを言いだすと混乱を招く。もっとも迷惑するのは、これに振り回される社員だろう。どの者の言うことを聞けばよいかわからず空中分解を引き起こしてしまう。それこそパワハラに繋がりかねない。中小規模の同族企業がトップダウン型を用いる際は十分に気をつけなければならない点だけに、あえてここで断っておきたい。

おわりに

 トップダウン型のマネジメントは、各企業の成長段階によって合う場合もあれば合わない場合もある。また、ある面ではトップダウン、他の面ではボトムアップである組織もある。だから、単純にいい・悪いということではない。古臭い体制だから新しい手法を取り入れればいいというものでもない。大切なことは、周囲の意見や時代の論調に惑わされず、自社がとるべきスタンスを見失わないということである。SNS等の発展で瞬く間に情報が拡散する現代にあって、企業を経営していくことは困難を極めている。だから、世間や取引先、顧客が自社に持つ企業イメージを考えて経営の舵を取ることは大切だ。だが、これらの配慮ばかりに気をとられ、気づかぬうちに自社のマネジメントで本当に必要な部分が失われてしまっているとしたら、恐ろしいことである。

SRC・総合労務センター 株式会社エンブレス 特定社会保険労務士 佐藤正欣】

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 経営プロ編集部

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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