中長期戦略の柱となる「人財マネジメント」のもと、新制度導入でさらなる飛躍を目指す

アフラックは創業以来、「人財を大切にする」というコアバリューを受け継いできたという。そのコアバリューのもと、「多様な人財が自律的に働き、強みを活かし、最大限に力を発揮しながら、主体的にキャリアを構築できる環境を実現する」ことを理念に掲げ、職務等級制度を基軸とした「人財マネジメント制度」を全社員に実施している。今回、同社はこの理念に基づき、全社員に副業を認める「プラス・キャリア制度」を、2023年1月より導入したという。

新制度の導入目的は、「同社と異なる業務経験から社外の知見を得ること」、「社外業務経験を通し、成長意欲のある社員を支援すること」としている。本制度を通じ同社は、副業も含めた多様な働き方を引き続き尊重し、働きがいのある職場を提供することで、イノベーション企業文化を醸成させていきたいとしている。

また同社は、創業50周年を迎える2024年までに目指す姿として策定した「Aflac VISION2024」の実現に向け、「人財マネジメント」を柱に据えた中長期経営戦略（2022年～2024年）を別途定めている。この戦略のもと、今後も社員一人ひとりが主体的にキャリア構築できる環境を実現し、社員のエンゲージメントを高めていくことで、「『生きる』を創るリーディングカンパニーへの飛躍」を目指していきたい考えだ。

政府からも副業や兼業が推進され、各企業での施策に注目が集まっている。副業を通じ、多様な働き方や社員のスキル向上を促すことで、個人の「自律的なキャリア形成」の支援にもつながると考えられる。副業に関する施策については、他社の導入事例などを含め、今後も動向を注視していきたい。