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コロナ禍で“産業医への相談”は増加傾向。産業医の4割は「テレワーク環境でのメンタルヘルスケア体制」に課題を持つ

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産業医が受ける相談内容のトップは「長時間労働への面接指導」

さらに、「産業医として、企業から相談される内容が多いもの」を尋ねたところ、1位は「長時間労働への面接指導」で45.3%、2位は「復職者との面談」で33%、3位は「感染症予防・テレワークに関する相談」の32.1%となっていた。
産業医が受ける相談内容のトップは「長時間労働への面接指導」

人事と連携する役割の産業医が感じる「コロナ禍での人事業務の増加」

さらに、「産業医として仕事をする上で、感じている課題」を聞くと、最も多かったのは「人事業務の負担増による人事部門との密な連携が難しい」で31.1%が回答。以下、「1社に割く時間があまりない」(27.4%)、「テレワークに対応する知見がない」(26.4%)、「テレワークの従業員の状況がわからない」(24.5%)が上位回答となっていた。

それ以外の自由回答では、「労働者の時間外勤務が多い」、「コンプライアンスが徹底できない」、「オンラインでのフォローがしづらい」などの意見もあげられた。
人事と連携する役割の産業医が感じる「コロナ禍での人事業務の増加」

4割が「休職復帰の社員との相談」が今後の産業医に求められると回答

最後に、同社が「今後、産業医に求められてくると役割はどのようなものだと思うか」という質問をしたところ、トップは「休職復職の社員との相談」で45.3%が回答。以降は「テレワークのための組織的なメンタルヘルスケア体制」と「健康経営のための体制構築」がともに42.5%、「心理的安全性が確保できる職場作り」が30.2%、「ウェルビーイングに向けた取り組みの提案」が27.4%となっていた。
4割が「休職復帰の社員との相談」が今後の産業医に求められると回答

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