女性リーダーシッププログラム「BEYOND」をONE JAPANが開始。女性の育成を通じ、多様な人材が活躍できる社会へ

大企業の若手・中堅社員を中心に、55の企業内有志団体が集い実践コミュニティを運営する一般社団法人ONE JAPAN Resource Management(以下、ONE JAPAN)は2022年7月26日、女性リーダーシッププログラム「BEYOND by ONE JAPAN - Women Leadership Program-」(以下、BEYOND)を、2022年10月より開始すると発表した。同プログラムは、大企業に勤務する女性の参加を募り、講義やメンタリングを通してリーダーシップ開発を支援するもの。ONE JAPANは同プログラムを通じ、多様な人材が活躍できる社会づくりに貢献したいとしている。

「アクションラーニング講義」と「メンタリング」の2軸構成で実践力向上・マインド醸成を図る

世界経済フォーラムが発表した、2022年版のジェンダーギャップレポートによると、日本のジェンダーギャップ指数は146ヵ国中116位で、世界各国に比べて遅れを取っているのが現状と言える。そうした中でONE JAPANは、ダイバーシティ経営がこれからの社会に必要であることを、個人も企業も理解していながら、十分に環境を変えられていないことを課題視している。このことから、「わたしたち自身が多様性、個性を活かす価値をまだ知らず、属性を超えた多様なリーダーシップや自分らしいリーダーシップとは何かを描けていないのではないか」との仮説のもと、参加者と共に企業および社会変革の実現を目指すべく、女性のリーダーシッププログラム「BEYOND」を企画したという。

「BEYOND」は、「優遇も、贔屓もいらない。わたしのまま、越えていく。」をコンセプトに、大企業に勤務する女性から参加者を募って開催される。多様な講師を招いた、「インタラクティブなアクションラーニング講義」と「多様なリーダーによるメンタリング」の2軸構成で、参加者のリーダーシップ開発を支援する内容だ。

講義では、経営者目線での多様性(D&I)の捉え方に関するインプットや、学びを活かしたスキルおよび実践力向上を図る。また、メンタリングでは、多様な女性リーダーとの対話によるマインド醸成を行う。

ONE JAPANは、同プログラムを通し、自分らしいリーダー像を自ら作り上げることや、参加者が自社でリーダーシップを発揮・実践するために必要な「マインド・スキル・コミュニィ」を得られるとしている。BEYONDの募集要項は以下の通り。

「BEYOND」募集要項
●応募期日
2022年7月26日(火)~9月19日(月)

●定員
30名

●応募条件
・大企業の女性であること
・プログラム全日程に参加でき、プログラム中にディスカッションが可能な環境で受講できること
・日本語での円滑なコミュニケーションが可能なこと
・リーダーになる、自社変革に挑戦する志があること

●審査
以下の1・2を提出し選考。
(1)課題エッセイ(経営課題と解決策・本プログラムへの貢献)
(2)プレゼンテーション動画(自己PR)


なお、プログラム詳細や応募フォームは専用HPから確認できる。


多様な人材が活躍するための環境整備やマインド情勢において、各国から遅れを取っている中、女性の活躍を後押しする取り組みの意義は大きいだろう。多様性を活かし、リーダーシップを発揮できる人材の育成を目指す本プログラムに今後も注目していきたい。