“柔軟な働き方”を推進するルネサス、8月に「特別休暇」と「ミーティングフリー日」を設定。社員のモチベーション向上を目指す

ルネサス エレクトロニクス株式会社は2022年7月26日、働きやすい職場環境構築に向けた取り組みとして、特別休暇「Renesas Day」および、会議等を入れない曜日を設ける「Focus Fridays」を、同年8月に設定すると発表した。同社は本取り組みを通じ、社員の柔軟な働き方を推進するとともに、効率性やモチベーションを高めたいとしている。

8月に特別休暇を付与するほか、毎週金曜日を「ミーティングフリー日」にする施策

ルネサス エレクトロニクスは、「To Make Our Lives Easier」をパーパスに掲げており、顧客のみならず、「日々業務に取り組む社員全員の暮らしも楽にしていきたい」という意向を持っているという。また、同社はこれまでも、社員が私生活とのバランスを取りながら能力を最大限発揮できる企業風土づくりに努めており、その一環として「在宅勤務制度」や「コアタイムの無いフレックス勤務体制」などを導入してきた。そうした取り組みを行う中で同社は、全社員への感謝の意を込め、2022年8月12日を特別休暇とする「Renesas Day」および、同年8月中の全ての金曜日に会議や打ち合わせを入れない“ミーティングフリー化”を目的とした「Focus Fridays」の2施策の実施を決めた。

今回実施する2つの新施策は、同社のグローバル拠点を含む全社員を対象に、全社統一の休暇やミーティングフリー日を設ける、同社内でも初めての取り組みになるという。同社は、今後もこれらの取り組みを含めた様々な施策の実施・効果検証を行うとし、全社員にとってより働きやすい職場環境の実現を目指す方針だ。

あらゆる企業で在宅勤務やフレックスタイム制などが導入されている近年では、オンオフの切り替えを困難に感じる人もいるだろう。全社で柔軟な働き方を目指す本施策のような取り組みに、今後も注目していきたい。