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「改正個人情報保護法」に対する企業の認知・対応はいまだ進まず。数年以内の対応を予定する企業も

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実行中の情報セキュリティ施策は「ウイルス対策ソフト導入」が最多

また、同社は「現在行っている情報セキュリティ施策」について尋ねている。すると、「PCへのウイルス対策ソフトの導入」が72.4%で最多となった。以下、「PC操作のログ取得」が58.1%、「ファイアウォールの設置」が50.5%、「PCへの修正プログラムのインストール」が49.5%などと続いた。

そのほか、自由回答では、「情報セキュリティ研修」や「EDR導入」、「社員の意識改革」、「ランサムウェアへの個人対応の啓蒙」などといった声が寄せられたという。
実行中の情報セキュリティ施策は「ウイルス対策ソフト導入」が最多

個人情報の保管先は「自社サーバとクラウドの両方」が最多に

最後に、同社は「個人情報をどこに保管しているか」を尋ねている。すると、「自社サーバとクラウドの両方」が63.8%で最も多かった。以下、「自社サーバのみ」が15.2%、「クラウドのみ」が9.5%、「わからない」が8.6%、「紙で保管」が2.9%となった。
個人情報の保管先は「自社サーバとクラウドの両方」が最多に

本調査からは、「改正個人情報保護法」の認知や、法改正への対応が十分に進んでいないことがわかった。社会全体としてDX推進の流れにある中、情報漏えい発生時の報告義務などについて、対応を「未定」とする企業もあることから、まずは法改正の認知拡大が課題と言えそうだ。

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