22卒新入社員の「テレワーク実施率」は約8割に。テレワークへの満足度や賛否、オフィスの需要とは?

株式会社ライボ(以下、ライボ)は2022年4月11日、「新社会人テレワーク実態調査」の結果を発表した。調査は2022年3月23日~28日に実施され、全国の2022年4月入社の新入社員114人から回答を得た。本調査により、新社会人のテレワークの実施状況や、テレワークへの賛否などが明らかとなった。

新社会人の約8割が「テレワークを実施している」と回答

新たな働き方のスタイルとしてテレワークを導入する企業が増えているが、2022年度の新入社員はすでにテレワークを実施しているのだろうか。

まずライボは、2022年4月入社の新社会人に「テレワークを実施しているか」を尋ねている。すると、「実施している」が79.8%、「実施していない」が20.2%となった。

また、同社が「想定しているテレワーク実施頻度」を尋ねた質問では、最多だったのが「週に数回」で49.4%となり、以下、「フルリモート」が25.9%、「月に数回」が17.6%、「年に数回」が7.1%と続いている。
22卒新入社員の「テレワーク実施率」は約8割に。テレワークへの満足度や賛否、オフィスの需要とは?

就活時の企業選定で「テレワークを重視しなかった」人が約7割に

次に、ライボは「就活の企業選定でテレワークをどの程度重視したか」を尋ねている。すると、最多だったのは「こだわっていなかった」の59.6%で、「低めの希望条件だった」の8.8%と合わせると、68.4%が企業選定においてテレワークを重視していないことが明らかとなった。

一方、「必須条件だった」(8.8%)と「高めの条件だった」(22.8%)を合わせた「テレワーク重視派」(31.6%)の回答理由としては、「通勤コストの負担がなくなるため」が43%と最も多く、以下、「生産性がアップするため」が17.7%、「コロナ感染のリスクを減らすため」が16.5%などと続いた。
22卒新入社員の「テレワーク実施率」は約8割に。テレワークへの満足度や賛否、オフィスの需要とは?

入社式の参加形態は「出社/リモート」で半々も、研修ではリモートが多い結果に

同社が行なった「入社式の参加形態」についての質問では、出社して参加する「対面式」と、リモート参加の「リモート式」がそれぞれ50%という結果だった。また、「研修の参加形態」についての質問では、「対面研修」が29.8%、「リモート研修」が68.4%だった。「入社式」は対面/リモートが半数ずつに割れた一方で、「研修」についてはリモートが多数を占めることが明らかになった。
22卒新入社員の「テレワーク実施率」は約8割に。テレワークへの満足度や賛否、オフィスの需要とは?

テレワークへの「満足度」と「賛成」はともに高い結果に

続いて、同社が「テレワークの満足度」を尋ねると、「満足」が36.8%、「やや満足」が34.2%となり、合計で71%がテレワークに満足しているという結果となった。

また、「テレワークの賛否」については、「賛成」(68.4%)と「やや賛成」(27.2%)の合計が95.6%を占め、反対派の回答はわずか4.4%という結果になった。
22卒新入社員の「テレワーク実施率」は約8割に。テレワークへの満足度や賛否、オフィスの需要とは?

新入社員が感じる「オフィスの必要性」とは

同社は最後に、「現代の働き方におけるオフィスの必要性」を尋ねている。すると、「必要」が30.7%、「どちらかといえば必要」が45.6%と、合わせて76.3%の人が「必要」と感じていることが明らかになった。
22卒新入社員の「テレワーク実施率」は約8割に。テレワークへの満足度や賛否、オフィスの需要とは?
本調査から、多くの新社会人がすでにテレワークを実施していることがわかった。一方で、「オフィスの必要性」を感じる人も多いことから、2022年の新入社員は、「テレワークのメリット」と「オフィスで働くメリット」の両方を享受できるような働き方を求めていると推測できる。“新入社員の求める働き方”を正しく把握し、企業として柔軟な働き方に対応してはいかがだろうか。