七十七銀行と東北大が「データ活用人材の育成に向けた共同研究」を実施。産学連携でビジネス・デジタル双方に特化した人材育成へ

株式会社七十七銀行(以下、七十七銀行)と国立大学法人東北大学大学院経済学研究科(以下、東北大学)は2022年4月8日、人工知能(AI)の専門知識と技術を有する「データサイエンティスト」の育成に向けて、ビジネスにおけるデータ活用人材の育成を目的とした共同研究の実施を決定したと発表した。この共同研究を通じ、データを活用したサービス提供や生産性向上等を加速させていくという。

ビジネス・デジタル双方に特化した専門人材を育成

七十七銀行と東北大学は、今回の共同研究により、ビジネスとデジタルテクノロジー双方の知見を併せ持つ専門人材を共同で育成し、「データを活用したサービスの提供」や「業務の生産性向上」など、DXの取り組みを加速させていくという。

共同研究は、七十七銀行のデジタル戦略部に所属する3名を東北大学に派遣し、2022年4月~9月までの6ヵ月間で実施する考えだ。期間中の具体的な取り組みの内容は、下記の2点としている。

●東北大学でのAI・デジタルマーケティング等に関するオンライン講義の受講および、松田安昌教授によるデータサイエンス演習を通じた行員の育成

●七十七銀行が保有するデータを活用した、新たなサービスや業務改善策等の研究


なお、両者は将来的なビジネスの創発や人材の育成に向け、共同研究期間が終了する2022年10月以降も連携を図り、産学連携を通じて「地域の発展」と「地域経済の活性化」に努める予定とのことだ。
データ活用やDX推進などに向けて、デジタル分野の専門スキルや知識を持つ人材を育成・獲得したい企業は増えていると考えられる。産学連携で行われる今回のような取り組みにより、デジタル分野での専門人材育成の推進につながることを期待したい。