“女性の働きやすさ”のためには「勤務体制の優遇化」や「時短勤務制度」が必要か
最後に同社は、「今後の女性の働きやすさ向上に向け、会社にあればいいと思う制度」について、複数回答で尋ねている。すると、子どもの発熱時などに出社時間の融通や自宅勤務が可能な「勤務体制の優遇化」が63.4%で最多となり、以下「時短勤務制度」が40.7%、「会社内ベビーシッター」が36.4%などと続いた。

中小・零細企業において、「女性活躍推進法改正」の認知度は2割ほど、女性活躍に向けて取り組む企業は3割ほどにとどまるなど、「女性活躍推進」に意識が向く企業は少数派であるのが現状のようだ。しかし、「女性が活躍できる職場環境を構築することが業績向上にも繋がる」という意見が6割を超えることからも、企業にとって重要な施策であると認識していることがうかがえる。施策を未実施の企業では、今回の調査結果も参考にしながら、今後の対応を検討してみてはいかがだろうか。
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