フリーランス活用で苦労した点は「スキル不足」や「納期遅れ」など
同社は続いて、実際にフリーランス人材を活用した経験のある企業に、「フリーランス活用時に苦労した点」についても尋ねている。すると、「発注したフリーランスがスキル不足だった」が29.5%、「約束の納期に納品されなかった」が27.3%、「発注コストが高かった」が26.1%などとなった。求めるスキルとのミスマッチや、実務上のトラブルなどが実際に起こっていることから、自社の求める人材の要件整理を事前に実施することが、フリーランス人材活用におけるポイントとなりそうだ。

IT人材の不足に苦しむ中小企業にとって、フリーランス人材は積極的に活用したい資源のようだ。一方で、求める人材像を明確にしていなければトラブルに発展しかねないため、注意が必要である。求める人材の要件整理を事前に行い、適切に活用できれば、フリーランス人材は「コストダウン」や「生産性向上」につながる有効な手段となるだろう。
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