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大企業の8割超が「自社のデジタルスキルに課題がある」と回答。「IT人材採用」に関し経営層と現場で認識差も

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現場と経営層で「IT人材採用への課題感」にギャップ

また同社は、予備調査によって抽出した「社員・部下教育、福利厚生を担当している社員」および「会社経営者・役員」計500人に対し、「IT人材採用において課題はあるか」と尋ねた。すると、「課題がある」との回答が、「大企業の教育担当社員」で79.5%、「中小企業の教育担当社員」で69.5%と、大企業で特に多くなった。

一方で、「会社経営者・役員」では「課題がある」が36%にとどまったことから、経営層と現場の間にデジタル化推進への意識の違いがあることが見て取れる。
現場と経営層で「IT人材採用への課題感」にギャップ

大企業の教育担当社員の8割超が、自社従業員のデジタルスキルに「課題あり」と回答

同様に、教育担当社員および会社経営者・役員(計500人)に対し「自社従業員のデジタルスキルに課題はあるか」と尋ねたところ、「課題がある」との回答は、「大企業の教育担当社員」で84.5%、「中小企業の教育担当社員」で77.5%に上った。

一方、「会社経営者・役員」では「課題がある」の回答は48%となり、こちらも経営層に比べ、現場社員の課題感が強く表れる結果となった。
大企業の教育担当社員の8割超が、自社従業員のデジタルスキルに「課題あり」と回答

デジタルスキル獲得の課題は「学習時間の確保」や「ベテラン層の意識向上」か

次に、「自社従業員のデジタルスキルに課題がある」と回答した教育担当社員または会社経営者・役員に対し、課題内容を尋ねている。すると、全体で最も多い回答は「デジタルスキルを学ぶ時間を確保できない」(32%)となり、以下「若手社員とミドル・ベテラン社員間のデジタルスキルの格差が大きい」(29.8%)、「ミドル・ベテラン社員の習得意識が低い」(26.1%)などと続いた。世代によるデジタル推進への意識の違いを感じる教育担当社員や経営層は少なくないようだ。
デジタルスキル獲得の課題は「学習時間の確保」や「ベテラン層の意識向上」か

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