“社員の幸せ”が生産力向上の肝になる
では、なぜ組織改革において「社員の幸福度」や「心理的安全性」の確保が重要なのだろうか。同社が「組織改革における『社員の幸福度』や『心理的安全性』の確保の観点を重視する」とした経営者に対して「その理由」を複数回答で尋ねたところ、「社員に幸せに働いて欲しいから」が69.6%で最も多い回答となっている。以下、「企業の収益に直結するから」が45.7%、「優秀な人材の採用につながるから」が44.6%、「離職防止につながるから」が43.5%となった。
「社員の幸福度」や「心理的安全性」といった“社員の幸せ”を重視した組織改革を行うことで、生産力の向上につなげたい経営者の意図がうかがえる。
「社員の幸福度」や「心理的安全性」といった“社員の幸せ”を重視した組織改革を行うことで、生産力の向上につなげたい経営者の意図がうかがえる。

本調査から、コロナ禍において変化する働き方に対して、経営体制を整えるために「組織改革の必要性」を実感している企業が多いことが明らかになった。また、組織改革実行をする上で、「社員の幸福度」や「心理的安全性」が肝になることもうかがえる結果となっている。企業経営を維持するには、“自社の社員の幸せ”を基準に、生産性の向上につながる取り組みが求められるだろう。
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