20代・30代の若手経営者は「目標やビジョンの振り返り」をどれだけ実施しているのか。頻度や内容、方法とは?

株式会社ちょんまげ(以下、ちょんまげ)は2022年1月13日、「若手経営者の振り返り」に関する実態調査の結果を発表した。調査期間は2022年1月5日~7日で、25~39歳の中小企業、スタートアップ企業、ベンチャー企業の経営者110名から回答を得た。これにより、若手経営者の「振り返り」に関する頻度や方法などの実態が明らかとなった。

若手経営者のおよそ3分の2が「2021年の目標やビジョンの振り返り」を実施

20~30代の若手経営者は、自身の目標に関する振り返りをどのように行っているのだろうか。

調査ではまず、「2021年の目標やビジョンの振り返りを実施したか」と質問している。すると、66.4%が「実施した」と回答し、「実施していない」とした33.6%の約2倍となった。およそ3人に2人の若手経営者が、「2021年の振り返り」を実施したことがうかがえる。
20代・30代の若手経営者は「目標やビジョンの振り返り」をどれだけ実施しているのか。頻度や内容、方法とは?

振り返りの頻度は「月に1度」が最多。「日々」や「週に1度」など頻繁に行う人も

次に、同社が「目標やビジョンの振り返りを行う頻度」を尋ねると、最も多かったのは「月に一度」の25.5%となり、以下、「日々行っている」が17.3%、「四半期(3ヵ月)に一度」が13.6%、「週に一度」が12.8%などと続いた。振り返りの頻度は、経営者によってさまざまであることがうかがえる。
20代・30代の若手経営者は「目標やビジョンの振り返り」をどれだけ実施しているのか。頻度や内容、方法とは?

振り返りの項目は「仕事・ビジネス」、「経済」、「家族・パートナーシップ」などが上位に

また、同社が「振り返りを行う項目」を複数回答で尋ねると、「仕事・ビジネス(経営計画、経営目標、自身のキャリア等)」が79.4%と最も多く、「経済(報酬・資産形成等)」が54.6%、「家族・パートナーシップ」が43.3%などと続いた。
20代・30代の若手経営者は「目標やビジョンの振り返り」をどれだけ実施しているのか。頻度や内容、方法とは?

振り返り方法は「セルフコーチング」が最多で6割以上。「日記」や「フレームワーク」なども

「振り返り方法」についての複数回答での質問では、最も多かったのは「セルフコーチング」で66%だった。そのほか、「日記」が18.6%、「(第三者による)コーチング」および「フレームワーク」が共に14.4%などとなった。自分自身または第三者からの「コーチング」が、振り返りの手段として多く取り入れられていることがうかがえる。

また、他には「メンターによるアドバイス」や「会社の実績の数値化」、「家族との話し合い」などの自由回答が得られた。
20代・30代の若手経営者は「目標やビジョンの振り返り」をどれだけ実施しているのか。頻度や内容、方法とは?
20~30代の若手経営者の半数以上は、実施頻度は異なるものの、定期的に「振り返りの機会」を設けていることがわかった。さまざまな方法によって適切に振り返りを行うことは、今後の経営にも重要となるのではないだろうか。