メルカリ、オミクロン株の感染拡大を受け「特別有給休暇」と「ベビーシッター費用の補助」を全社員対象で実施

株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は2022年2月9日、新型コロナウイルス・オミクロン株の感染拡大に伴う保育園や学校等の休園・休校を受けた臨時措置として、「特別有給休暇(以下、特別休暇)の付与」ならびに「ベビーシッターの費用補助」を開始したと発表した。2022年2月1日~3月31日を対象期間としており、期間中の特別休暇の取得日数、およびベビーシッター費用補助の金額は共に無制限だという。新型コロナ感染症への対策のみならず、多様な社員が安心して活躍できる環境の実現を目指していくとしている。

オミクロン株の流行下でも多様な働き方を支援するため、取得日数や費用金額は無制限に

これまでもメルカリは、働く上での不安を取り除き、社員の活躍を後押しすべく、人事制度をはじめとした、さまざまな取り組みを実施している。今回の特別休暇の付与ならびにベビーシッターの費用補助は、「家族のサポートによって休暇数が不足する」といった不安へのフォロー、またベビーシッターの活用を通じて、「休暇取得という選択肢以外にも就業を維持できる仕組みを構築すること」を目的としているという。

今回の特別措置の実施内容は以下の通り。

●利用条件

以下のいずれかに該当する場合

・パートナーを含む家族が新型コロナウイルス感染症の「濃厚接触者」または「その疑い」があり、サポートが必要な場合
・保育園や学校等の休園や休校、学級閉鎖により子どものサポートが必要な場合

●支援内容

1. 特別休暇の付与(上限日数なし)
2. 勤務時間中における、ベビーシッターの費用補助(上限金額なし)

●対象期間

2022年2月1日?2022年3月31日

●対象者

全社員(契約社員、インターンを含む)

なお、従業員本人やその家族・パートナー等が新型コロナウイルスに感染した場合は、社員本人の病気・ケガを事由とした休暇を、有給休暇とは別に年10日間取得できる「Sick Leave(シックリーブ)」という制度を利用可能だという。
オミクロン株の感染拡大が全国で続く中、家族のサポートと業務を同時に行わなければならない、または家族のサポートのために休業を余儀なくされる人が全国的に増えている。企業は、できる限り従業員をサポートするとともに、業務を継続させるための仕組みを考えていきたい。