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企業の「AI活用」と「DX推進」の実施状況とは。AIの内製化に向けた課題は人材育成か

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AI導入と並行した人材育成も。全体ではAI人材育成に消極的な意見も

そこで同社が、AIソリューションを現在導入している層に「AIに関する研修および人材育成の実施状況」について質問すると、「研修を実施し、人材育成を行っている」との回答が36.8%で最も多く、続いて、「研修の予定はあるが未着手、もしくは検討中」が19%となった。「社内のAI人材は十分確保できている」という回答はわずか10.5%となり、AIを活用しつつ、人材育成に取り組んでいる傾向がうかがえる。

一方、全体では「AI人材育成の予定はない」との回答が70.8%となり、7割を超える企業・団体では、AI人材育成について検討段階に達していないことがわかった。これに対して、「AI人材は十分確保できている」は3.2%ほどにとどまる結果となった。この状況について同社は、「全体としてはAI人材が不足しているにも関わらず、費用対効果が分かりにくい人材育成及びAI活用に向けた投資に消極的な企業が多い」と見ている。

AI活用を行なっている企業は2割以下となり、その要因のひとつには、「AI活用を推進できる人材の不足」があるようだ。データやデジタルの活用がより求められていく昨今において、AIをどのように活用していくか、検討してみてはいかがだろうか。

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