約6割が「経営・営業資金」に利用。「資金調達」や「設備投資」なども
「受給した助成金・補助金の利用方法」では、「経営・営業資金」が59.7%とここでも断トツに多い結果。2番目以降は、「資金調達」(22.3%)、「設備投資」(18.8%)、「賃料」(15.6%)などとなる。これまでの事業を継続させるための利用が多いのは当然のことだろう。注目は「資金調達」や「設備投資」が上位にあることで、「コロナ禍での新たな需要」を見据えた投資を考える企業もあるようだ。

助成金に関する情報の入手経路は「インターネット」が約7割に
最後に、「助成金・補助金に関する情報の入手経路」を聞いている。「インターネット」が68.2%とトップ。以下、「テレビ」が24.8%、「顧問の会計士・税理士の紹介」が19.8%などと続いた。インターネットでのリサーチなどにより、積極的に情報を収集していることがうかがえる。

コロナ禍での各種補助金や助成金の活用は、中小企業や零細企業では6割以上にのぼっていた。先行きが不透明な情勢がしばらく続くと見られるなか、事業の継続といった守りの利用だけでなく、アフターコロナの新たな需要を見据えた投資のような攻めの利用に、公的補助を活用していた。
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