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テレワークに関する不安感についての調査からわかった、テレワーカーと出社者双方のケア

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パーソル総合研究所は、2020年6月10日、テレワーク導入においての課題解決、問題点考証のために実施した「テレワークにおける不安感・孤独感に関する定量調査」の結果を発表した。対象は企業規模10名以上の全国の正社員20~59歳の男女で、期間は2020年3月9~15日。この調査によって、テレワークによる従業員の心境の変化や、マネジメントの課題が明らかとなった。

テレワーカーの約6割が何かしらの不安を抱えている

新型コロナウイルス感染症拡大の影響にともない、急遽テレワークを導入した企業も多いだろう。調査ではまず、テレワーカー本人がどのような不安を抱えているのか尋ねた。すると「相手の気持ちが察しにくい」が39.5%と最多で、次に「仕事をさぼっていると思われないか」の38.4%が多い結果となった。不安感に対する12個の設問のうち、1つでも該当すると答えた人の割合は64.3%で、半数以上のテレワーカーが何かしらの不安を抱えていることが明らかとなった。
テレワーカーの約6割が何かしらの不安を抱えている

テレワーカーの割合が2~3割のとき、最も心理的ストレスが生まれやすい

社内におけるテレワーカーの割合と、テレワーカーが感じる不安感や孤独感と比較してみたところ、職場のテレワーカーが2~3割のときに、テレワーカーの不安感が最も高いことがわかる。テレワーカーと出社者が混在している場合、テレワーカーは「孤立しているように感じる」、「仲間がいないように感じる」といった感情を抱えやすく、心理的ストレスへのケアが必須といえるだろう。
テレワーカーの割合が2~3割のとき、最も心理的ストレスが生まれやすい

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