中小企業向け「助成金・補助金自動診断システム(Jシステム)」のOEM提供を開始

株式会社ライトアップは、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、「助成金・補助金の自動診断システム(Jシステム)」のOEM提供を開始した。このシステムを使うことで、受給の可能性が高い公的支援制度の「内容」と「金額」を瞬時に確認することができるという。

助成金・補助金自動診断システム(Jシステム)」のOEM提供の裏に参加者の声

株式会社ライトアップでは、2020年4月1日に雇用調整助成金の無料TEL相談窓口を開設。窓口には連日100件以上の相談があり、オンラインの「助成金制度説明会」には1週間で2,000社以上が参加した。説明会の参加者からは「中小企業にとって有益な支援制度の情報が十分に伝わっていない」といった声が多く挙がったようだ。

そうした声を受け、ライトアップは「自社のみでの情報発信には限りがあり、全国の中小企業に必要な情報を瞬時に届けるためには、各地域の企業と連携して情報発信をしていくことが最良」と判断。中小企業向けの「助成金・補助金自動診断システム(Jシステム)」のOEM提供を緊急発表した。

受給可能性の高い助成金・補助金を1分間で自動診断」

Jシステムとは、特例措置である雇用調整助成金を始めとするコロナ対策における各助成金や、令和2年度の各種公的支援制度(助成金・補助金)のデータベースをもとに、各企業において、受給可能性が高い制度を1分間で割り出すシステムのこと。PC・タブレット・スマホなどの端末を用いて、インターネット上で診断することができる。システムの提供対象となるのは、中小企業に経営支援・サービス提供している「地域金融機関」、「業界団体」、「保険会社」、「フランチャイズ本部」、「税理士事務所」、「コンサルティング会社」など。これにより、中小零細企業に対する「最新の助成金情報の提供」や「経営支援」を迅速におこなえるようになるとしている。また希望があれば、診断後に専門家と個別にオンライン上で無料相談を受けることも可能だ。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、売上が大幅に減少し、資金確保が急務となっている中小企業も多いだろう。経営を立て直すには、助成金・補助金の活用が効果的だ。自社が活用できる助成金・補助金について、積極的に情報収集してみてはどうだろうか。