
コクヨは2019年5月、「勤務時間中の健康や体調管理への意識に関する調査」の結果を発表した。これは1都2府5県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県)でデスクワークに従事するオフィスワーカー1,000名を対象に調査したもので、実施期間は2019年3月8日~3月11日となる。近年、健康増進の機運が高まる中、企業としても従業員の健康に留意する取り組みが期待されている。しかし、調査結果からは理想と現実の乖離が浮かび上がった。
まず「日常的に健康や体調管理を意識している時間帯はいつですか?」と質問したところ、最も多い回答は「帰宅後から就寝まで」(41%)だった。一方、「勤務時間中」と答えた人はわずか14%しかいない。オフィスワーカーの9割弱は、勤務時間中に健康や体調管理を意識していないことが分かる

続いて「勤務時間中、健康や体調管理のために行っていることはありますか?」と尋ねると、「肩や首を回したり、押したりする」(43%)、「伸びをしたり、屈伸をしたりする」(39%)と、疲れた身体をほぐすことを目的とした、自席でできる簡単な行為が上位に挙がった。
一方、「行っていることはない」という人は22%となった。理由は「仕事に集中したいから」(28.4%)、「つい忘れてしまうから」(27.4%)という意見が多く、「業務」と「健康意識の維持」を共存させるのは、なかなか難しい状況のようだ。
一方、「行っていることはない」という人は22%となった。理由は「仕事に集中したいから」(28.4%)、「つい忘れてしまうから」(27.4%)という意見が多く、「業務」と「健康意識の維持」を共存させるのは、なかなか難しい状況のようだ。

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