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「ありがとう+●●」がモチベーションを上げるコツ!アルバイト先で上司に言われた印象に残っている言葉に関する調査

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ディップ株式会社の調査機関は、アルバイト就労経験がある2,156人を対象に「アルバイトの離職に注目した調査」を複数実施。このたび、その中から「アルバイト先で上司に言われた印象に残っている言葉」に関する結果を発表した。

■「アルバイト先の上司とは仕事以外の会話もできる関係でしたか?」

【できる関係だった】
・上司を信頼していた…73%
・上司を信頼していなかった…25%

【できない関係だった】
・上司を信頼していた…27%
・上司を信頼していなかった…75%

「できる関係だった」と回答した内の73%が「上司を信頼していた」と回答したのに対し、「できる関係ではなかった」と回答した内では27%と、大きな差があることが分かった。

■上司に「ありがとう」と言われて頑張ろうと思う割合

・頑張ろうと思う…79%
・頑張ろうと思わない…21%

アルバイターの普段の働きに対して感謝の言葉を述べることは、個人のモチベーションを高めるためにも有効だと言える。

さらに、「ありがとう」単体よりも、理由も含めた「理由+ありがとう」であったほうが、より効果的であると判明。「理由+ありがとう」の例としては以下のようなものがある。

・面倒な事をやってくれてありがとう
・助かる!いつもありがとう!
・頑張ってくれてありがとう
・遅くまでありがとうね。

また、テキストマイニングを行った結果、上司に言われて印象に残っている嬉しい言葉には、「頑張る」、「ありがとう」の単語があることが分かった。「失敗」という単語も「失敗は誰にでもあるよ」といったような言葉がけで用いられることから、失敗に対して、それを咎めず許容してあげる言葉がけも、アルバイターが心地よくアルバイトをするうえで重要と言えそうだ。

一方、上司に言われて印象に残っている悲しい言葉には、「辞めてしまえ」などの明らかにモラルに欠けているような言葉がけが多く見られた。こういった発言は当然、アルバイターのモチベーションを下げてしまう。他には「悪い」、「代わり」、「不器用」といった、アルバイター個人の資質を否定することに繋がるような言葉が見られた。

「印象に残っている言葉」としてあがったものを、一部紹介する。

・あなたは真面目だし努力するから大丈夫
・ネガティブに考えるのではなくポジティブにゆっくり楽しく頑張れば良い。
・ミスをしてもすぐに教えてくれればちゃんとフォローするからね
・笑顔がいいね
・いつもよく頑張っているね
・貴方は、うちの大事な戦力だ。
・いても意味ない
・熱だけでしょう!死んでない限り、出勤してください!
・そんな事も出来ないのか
・仕事を続けるか、学校と部活を辞めるか、決めてください。
・バイトは気楽で良いね

――ちょっとした親切の言葉が、言った側も言われた側も仕事に対してのモチベーションの上昇につながっていく。従業員が働きやすい環境を作り上げるためにも、日頃から親切な言葉をかけてあげられるよう意識してみるとよいかも知れない。

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 経営プロ編集部

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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