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15,000人の残業時間ランキング 残業が少ない職種、多い職種が明らかに

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パーソルキャリア株式会社は2018年6月、自社が運営するサイト上で、正社員として働く20~59歳のビジネスパーソン15,000人を対象に「平均残業時間の実態調査」を実施、結果を公表した。

■残業時間が少ない職種ランキング

1位:経理事務・財務アシスタント(11.1時間)
2位:秘書/受付(11.6時間)
3位:医療事務(12.1時間)
4位:一般事務・アシスタント(12.2時間)
4位:通訳・翻訳(12.2時間)
6位:薬事(12.7時間)
7位:総務アシスタント(12.8時間)
8位:貿易事務(13.8時間)
8位:臨床開発関連(13.8時間)
10位:営業事務・アシスタント(13.9時間)

同調査で、残業時間が最も少なかった職種は「経理事務・財務アシスタント」で、月間の残業時間は平均11.1時間だった。これは1カ月の出勤を20日間とした場合、残業時間は1日あたり33.5分となる。

また、残業時間が少ない職種1位~10位には、アシスタント職種と医療系専門職が多くランクインしている。「アシスタント職は年間を通して残業が少ないのでは」と思われがちだが、必ずしもそうとは言い切れまない。

1位の「経理事務・財務アシスタント」は決算期付近が繁忙期であり、10位の「営業事務・アシスタント」は営業担当や顧客からの急な依頼が入り、想定外に帰宅が遅くなる日も発生する。

つまり、どの部署でアシスタントをしているかによって働き方は大きく変わる。このような環境でも、月間の残業時間を10時間台に抑えることができているのは、この職種で働く人たちが『効率』や『生産性』を重視し、実践しているからだと考えられる。


■残業時間が多い職種ランキング

1位:ゲーム(制作・開発)(45.3時間)
2位:インターネット/広告/メディア(42.4時間)
3位:建築施工管理(41.5時間)
4位:ビジネスコンサルタント(40.5時間)
5位:設備施工管理(39.4時間)
6位:調理/ホールスタッフ/フロアスタッフ(38.0時間)
7位:人材サービス・アウトソーシング・コールセンター(37.0時間)
8位:構造設計(36.8時間)
9位:機械設計/金型設計/光学設計(36.4時間)
10位:ファッション(アパレル/アクセサリー/テキスタイル)(36.3時間)

残業時間が最も多かった職種はゲーム(制作・開発)で、月間の残業時間は平均45.3時間であった。これは1ヵ月の出勤を20日間とした場合、残業時間は1日あたり2時間16分となる。

スマートフォンの普及によってゲーム人口は大幅に増加しているが、ゲーム開発の中でも、特にオンラインゲーム・携帯ゲーム・ソーシャルゲームは日々の改修や開発が欠かせない分野のため、スピーディな対応力が求められる。

また、3位と5位には施工管理職がランクイン。オリンピック需要に伴う建設ラッシュがあちこちで発生しているにも関わらず、分野によっては職人が不足し、なかなか工事が進まないこともある。結果として工事スケジュールに遅れが出やすくなるが、納期を厳守するために必要な残業が発生することもある。


――こうして残業時間に関するデータから「職種」と「残業」の関係を探ってみると、イメージとのギャップもあったかも知れない。しかし、残業時間については時間の長短だけでなく、仕事内容やワークスタイルにも着目し、「この職種では、なぜ残業が発生しているのか」という背景を知ることが大切だ。当然ながら「世の中のニーズ」または「仕事の専門性」の高い職種で、残業は多くなる傾向にある。

また、2013年の同様の調査では、残業が多い職種1位の残業時間は平均53.7時間(今回は45.3時間)であったことを考えると、全体の残業時間は確実に減少傾向にあるようだ。これは効率や生産性を重視した働き方をしている人が増えてきたということなのかも知れない。

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 経営プロ編集部

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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