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「人生100年時代」のキャリアビジョンに関する意識調査 約8割が自身のキャリア構築に不安

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アデコは2018年8月、20~60代の企業や団体に属している有職者対象に「人生100年時代に対する意識や自身のキャリアビジョン」についてアンケート調査を実施、結果を公表した。(サンプル数:2,200名)

■同調査ではまず、「人生100年時代についてどのように捉えているか」を尋ねたところ、結果は以下の通り。

・ポジティブ(14.2%)
・ややポジティブ(33.7%)
・ややネガティブ(24.6%)
・ネガティブ(16.2%)
・分からない(11.2%)

約半数にあたる47.9%の人が「ポジティブ」に捉えていると回答。その一方で、「ネガティブ」、「ややネガティブ」と回答した人が40.8%、「分からない」と回答した人も11.2%おり、圧倒的なポジティブとは言いきれない結果になった。

■次に、「人生100年時代と言われる中、何歳まで働きたいか」を尋ねたところ、結果は以下の通り。

・65歳くらいまで(24.0%)
・年齢は問わず、元気な限り働きたい(22.9%)
・70歳くらいまで(20.1%)
・75歳くらいまで(7.9%)
・55歳くらいまで(6.4%)
・80歳くらいまで(4.4%)

「65歳くらいまで」が「年齢は問わず、元気な限り働きたい」をわずかに上回ったが、年金受給への不安もあるなか、有識者の多くは、定年後も何かしらの形で働く(働かなくてはならない)つもりでいることが分かった。

■次に、「定年後の就職だけでなく、現行の仕事をもちながら副業・複業をすることを含む、いわゆる“セカンドキャリア”へのキャリアビジョンを持っているか」を尋ねたところ、結果は以下の通り。

・持っている(27.2%)
・持っていない(72.8%)

人生100年時代についてポジティブな印象を持っている人が半数近くいる一方で、キャリアビジョンについては、7割以上の人が「持っていない」と回答した。

■次に、「キャリアビジョンを持っている」と回答した27.2%の人に対し、「長く働くために行っている準備」を尋ねたところ、結果は以下の通り。(上位5位まで記載)

1位:情報収集(45.0%)
2位:現在持っているスキルのレベルを上げる(44.0%)
3位:人脈作り(36.1%)
4位:資格取得(30.6%)
5位:自分のキャリアの振り返り(19.1%)

「情報収集」と「現在持っているスキルのレベルを上げる」が多く、ほぼ同数。明確なビジョンを持っている人たちは、そのビジョンに向けて、身近なところから準備を行っていることが分かった。今後、ビジョンを持っていないと回答した人とのキャリアの差が広がっていくことが予想される。

■次に、「キャリア構築についての不安はあるか」と尋ねると、結果は以下の通り。

・ある(76.9%)
・ない(23.1%)

続けて、「キャリア構築について不安がある」と回答した76.9%の人に、「キャリア構築に関して最も不安が大きいことは何か」と尋ねたところ、結果は以下の通り。(上位3位まで記載)

1位:お金(52.9%)
2位:自身の能力や気力を維持できるか不安(28.6%)
3位:時間(学び直しの時間や長時間労働への不安)(7.6%)
4位:何をしたらよいか分からない(5.7%)
5位:周囲(家族、職場の上司や同僚)の理解(2.3%)

半数以上が、学び直しに必要な費用や生活費など「お金」に関することを不安視していることが分かった。本格的に学び直しをする場合、一定期間は仕事を休職した上で学びに投資する必要を想定しており、そうした意味からもお金に関する不安が多いことは理解できる。

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 経営プロ編集部

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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