
大日本印刷株式会社は、2018年7月、全国の20代~50代の働く男性400名を対象に、「ビジネス書に関するアンケート」を実施、結果を公表した。(ハイブリッド型総合書店honto調べ)
■同調査ではまず、「ビジネス書を読む頻度」について尋ねたところ、結果は以下の通り。
・週に1~2冊…21%
・月に1~2冊…46%
・半年に1~2冊…34%
全体では「月に1~2冊」と回答した人が46%と最多となった。
「ビジネス書をよく読む」と考える基準を「月に1~2冊以上」とし、役職別で見ると、全体平均の67%を上回るのは、上から係長クラスが73%、部長クラス以上が71%、主任クラスが68%の順であった。
会社での責任が高まる部長クラス以上は「週に1~2冊」読む人の割合が31%と、全体平均より10ポイントも高かった。
一方、「月に1~2冊以上」読む人の割合が全体平均を5ポイント下回ったのは、課長クラスの61%。背景としては、管理職のスタートラインに立つポジションの課長クラスは、何かと多忙になりやすく、ビジネス書を読む時間が取りづらいという可能性が考えられる。
■次に、「どのような目的を持ってビジネス書を読むのか」を尋ねたところ、結果は以下の通り。(上位3位まで記載)
1位:仕事に必要な知識を増やしたい(69%)
2位:自分自身のできることを増やしたい(59%)
3位:効率よく仕事をできるようになりたい(38%)
前向きな理由に回答が集まり、自身のスキルアップを図るべく、積極的にビジネス書を読んでいることがわかる。
役職別に見ると、これからステップアップを図る一般社員は、「自分自身のできることを増やしたい」と回答した人の割合が70%と、全体よりも10ポイント高くなった。
また、係長クラス以上は、「仕事に必要な知識を増やしたい」と回答した人の割合が81%と全体平均よりも高く、仕事の幅と深さを広げてスキルに厚みを持たせるために必要な知識を求めているようである。
■次に、「短時間で読めてためになったビジネス書のジャンル」を尋ねたところ、結果は以下の通り。(上位3位まで記載)
1位:自己啓発(ビジネス哲学、心構えなど)(30%)
2位:スキルアップ(仕事術、能力開発など)(21%)
3位:経済(日本経済や国際経済など)(18%)
全体の回答をジャンル別に分けると、最も多くの回答を集めたのは「自己啓発」の30%であった。
役職別に見ると、一般社員では「スキルアップ」のビジネス書を挙げた人が24%と多く見られた。
また、主任クラスの41%、課長クラスの35%が、「自己啓発」のビジネス書を挙げた。基本的なスキルを身に付け、社内でも一定の評価をされるようになった主任・課長クラスの人にとって、自己啓発書は、より高いレベルへ自分を導いてくれる参考書のような位置付けなのかも知れない。
ほかの役職と比べて回答ジャンルが幅広い部長クラス以上では、「経営」や「経済」の割合が全体平均よりも高く、企業経営を意識した選書となっていた。
■最後に、「ビジネス書を効率よく読むためのコツ」を尋ねたところ、結果は以下の通り。(上位3位まで記載)
1位:目次や序文、あとがきで全体構造を把握する(52%)
2位:飛ばし読み、つまみ読みをする(31%)
3位:要約サイトや書評で見当をつけてから読む(26%)
どの役職でも多かったのは「目次や序文、あとがきで全体構造を把握する」という方法で、全体の52%が回答。これはビジネス書における定番の読み方と言える。
役職別に見ると、部長クラス以上では「要約サイトや書評で見当をつけてから読む」という回答の割合が全体よりも高くなった。インターネットをうまく使いこなし、効率的に読む工夫をしているようである。
「飛ばし読み、つまみ読みをする」という回答が全体平均よりも多かったのは一般社員と課長クラス。課長クラスは、前問であまりビジネス書を読んでいない役職群として挙がっていたが、やはり読書に割く時間が十分に取れない層なのかも知れない。
(参考)
短時間で読めて参考になった本TOP10
1位:7つの習慣 (キングベアー出版)
2位:嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラーの教え」(ダイヤモンド社)
3位:人を動かす(創元社)
4位:金持ち父さん貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学(筑摩書房)
4位:バカの壁(新潮社)
4位:鬼速PDCA (クロスメディア・パブリッシング)
7位:チーズはどこへ消えた?J(扶桑社)
7位:伝え方が9割(ダイヤモンド社)
7位:伝える力「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!(PHP研究所)
10位:道は開ける(創元社)
■同調査ではまず、「ビジネス書を読む頻度」について尋ねたところ、結果は以下の通り。
・週に1~2冊…21%
・月に1~2冊…46%
・半年に1~2冊…34%
全体では「月に1~2冊」と回答した人が46%と最多となった。
「ビジネス書をよく読む」と考える基準を「月に1~2冊以上」とし、役職別で見ると、全体平均の67%を上回るのは、上から係長クラスが73%、部長クラス以上が71%、主任クラスが68%の順であった。
会社での責任が高まる部長クラス以上は「週に1~2冊」読む人の割合が31%と、全体平均より10ポイントも高かった。
一方、「月に1~2冊以上」読む人の割合が全体平均を5ポイント下回ったのは、課長クラスの61%。背景としては、管理職のスタートラインに立つポジションの課長クラスは、何かと多忙になりやすく、ビジネス書を読む時間が取りづらいという可能性が考えられる。
■次に、「どのような目的を持ってビジネス書を読むのか」を尋ねたところ、結果は以下の通り。(上位3位まで記載)
1位:仕事に必要な知識を増やしたい(69%)
2位:自分自身のできることを増やしたい(59%)
3位:効率よく仕事をできるようになりたい(38%)
前向きな理由に回答が集まり、自身のスキルアップを図るべく、積極的にビジネス書を読んでいることがわかる。
役職別に見ると、これからステップアップを図る一般社員は、「自分自身のできることを増やしたい」と回答した人の割合が70%と、全体よりも10ポイント高くなった。
また、係長クラス以上は、「仕事に必要な知識を増やしたい」と回答した人の割合が81%と全体平均よりも高く、仕事の幅と深さを広げてスキルに厚みを持たせるために必要な知識を求めているようである。
■次に、「短時間で読めてためになったビジネス書のジャンル」を尋ねたところ、結果は以下の通り。(上位3位まで記載)
1位:自己啓発(ビジネス哲学、心構えなど)(30%)
2位:スキルアップ(仕事術、能力開発など)(21%)
3位:経済(日本経済や国際経済など)(18%)
全体の回答をジャンル別に分けると、最も多くの回答を集めたのは「自己啓発」の30%であった。
役職別に見ると、一般社員では「スキルアップ」のビジネス書を挙げた人が24%と多く見られた。
また、主任クラスの41%、課長クラスの35%が、「自己啓発」のビジネス書を挙げた。基本的なスキルを身に付け、社内でも一定の評価をされるようになった主任・課長クラスの人にとって、自己啓発書は、より高いレベルへ自分を導いてくれる参考書のような位置付けなのかも知れない。
ほかの役職と比べて回答ジャンルが幅広い部長クラス以上では、「経営」や「経済」の割合が全体平均よりも高く、企業経営を意識した選書となっていた。
■最後に、「ビジネス書を効率よく読むためのコツ」を尋ねたところ、結果は以下の通り。(上位3位まで記載)
1位:目次や序文、あとがきで全体構造を把握する(52%)
2位:飛ばし読み、つまみ読みをする(31%)
3位:要約サイトや書評で見当をつけてから読む(26%)
どの役職でも多かったのは「目次や序文、あとがきで全体構造を把握する」という方法で、全体の52%が回答。これはビジネス書における定番の読み方と言える。
役職別に見ると、部長クラス以上では「要約サイトや書評で見当をつけてから読む」という回答の割合が全体よりも高くなった。インターネットをうまく使いこなし、効率的に読む工夫をしているようである。
「飛ばし読み、つまみ読みをする」という回答が全体平均よりも多かったのは一般社員と課長クラス。課長クラスは、前問であまりビジネス書を読んでいない役職群として挙がっていたが、やはり読書に割く時間が十分に取れない層なのかも知れない。
(参考)
短時間で読めて参考になった本TOP10
1位:7つの習慣 (キングベアー出版)
2位:嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラーの教え」(ダイヤモンド社)
3位:人を動かす(創元社)
4位:金持ち父さん貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学(筑摩書房)
4位:バカの壁(新潮社)
4位:鬼速PDCA (クロスメディア・パブリッシング)
7位:チーズはどこへ消えた?J(扶桑社)
7位:伝え方が9割(ダイヤモンド社)
7位:伝える力「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!(PHP研究所)
10位:道は開ける(創元社)
お気に入りに登録