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新入社員の意識調査「働き方は人並みで十分」が過去最高。いまどきの新入社員の特徴とは

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かつて従来とは異なった感性や価値観、行動規範を持っている若者を“新人類”と呼ぶことが流行したが、現在でも“ゆとり世代”、“さとり世代”などの呼称があり、いまいち掴みきれない若者の価値観について議論されることが少なくない。2018年6月、公益財団法人日本生産性本部と一般社団法人日本経済青年協議会は、平成30年度新入社員 1,644人を対象とした「働くことの意識」調査の結果を発表した。昨今の新入社員の特徴や接し方のポイントとは。

「人並で十分」が61.6%と過去最高。新入社員の意識調査とその経年変化

同調査は、昭和44年度に実施して以来 50回目を数え、この種の調査ではわが国で最も歴史のあるものだ。よって、主な項目の経年変化を辿ると、時代の移り変わりとともに新入社員ひいては若者の価値観がどのように変遷してきているかがよくわかる。

平成30年度新入社員に「働く目的」を尋ねたところ、最も多い回答は、「楽しい生活をしたい」(41.1%)で、過去最高水準を維持。この回答は平成12年度以降急増している。

次に多いのが、「経済的に豊かになる」で30.4%。これが過去最高になっていることにも注目だが、かつてはバブル期を除いてトップになることもあった 3位の「自分の能力をためす」が、長期にわたって減り続けており、今回10.0%と過去最低を更新していることも見逃せないだろう。

また、「人並み以上に働きたいか」を尋ねたところ、「人並みで十分」との回答が61.6%。これも調査開始以来、過去最高である。

因みに、この「人並み以上」か「人並みで十分」の回答は、景況感や就職活動の厳さによって、相反する動きを見せる傾向がある。

バブル経済末期の平成2~3年度には、「人並み以上」 が大きく減り、「人並みで十分」が大きく増えたが、ここ数年においては、「人並みで十分」が絶えず増え続け、減る一方の「人並み以上」との差を大きく広げつつある。

さらに、「どのポストまで昇進したいか」と尋ねると、最も多かったのは「どうでもよい」で17.4%。この結果は10年前(平成20年度)と比較すると、14.2%から17.4%への上昇だ。

加えて、「役職にはつきたくない」も、4.2%から6.5%へ上昇している。なお、「社長(まで昇進したい)」との回答は、15.5%から10.3%へ下落している格好だ。

半数以上の学生が「長時間労働やサービス残業があるか」を気にする

このように出世欲が少なく、「楽しい生活をしたい」と考える新入社員だが、どのような仕事をすることで、それを叶えたいと思っているのか。

「会社を選ぶとき、あなたはどういう要因をもっとも重視しましたか」という質問に対し、最も多かった回答は、「自分の能力、個性が生かせるから(31.0%)」である。

2番目に多かったのが、「仕事が面白いから(19.0%)」、3番目が「技術が覚えられるから(10.0%)」。経年変化を見てもこれらの順位は、20年近く前からほぼ不動である。

ではここで、別の角度から若者の価値観を探ってみる。


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