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68%のミドルが「転職後にギャップがあった」と回答。入社前の情報収集がギャップ軽減の鍵

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人材採用・入社後活躍サービスを展開するエン・ジャパン株式会社は、2018年5月、ミドル世代における転職後のギャップについてのアンケート調査結果を発表した。同調査によると、68%のミドルが、転職後にギャップを感じているという。本記事では、同調査結果を含めた複数のデータを参照しながら、ミドルが転職後に感じるギャップの特徴や、ギャップを未然に防ぐ方法について考える。

年収1,000万円以上は「社員のクオリティ」、年収1,000万円未満は「給与・年収」にギャップ

調査は、同社が運営するミドル世代向けの転職サイト「ミドルの転職」上で行われ、転職経験のある35歳以上のサイトユーザー712名から回答を得ている。回答者のうち、転職後の実態が「当初の期待を下回る」と回答した割合は68%(期待を大きく下回る:35%、期待をやや下回る:33%)に上る一方、「当初の期待を上回る」と回答した割合は14%(期待を大きく上回る:5%、期待をやや上回る:9%)にとどまった。

また、ギャップを感じたポイントについては、年収によって異なる傾向があることが明らかになっている。「当初の期待を下回る」と回答した人に対し、どのようなポイントにギャップを感じたかを問うと、年収1,000万円以上の層では「社員のクオリティ」(36%)、年収1,000万円未満の層では「給与・年収」(34%)の回答がそれぞれトップとなっている。

「社員のクオリティ」にギャップを感じるミドルは、特にマネージャーとして部下をマネジメントする際、入社前のイメージとのギャップを感じて悩みを抱えていることが予想される。実際、調査に寄せられたエピソードには「部下の考え方、能力、スピード感が想像していたよりも期待を下回るものだったため、マネジメントする際にかなり苦労した」といったものも見られた。

転職後のミドルが抱えるチームマネジメントの悩み

具体的に、マネージャー層がどのようなマネジメントの悩みを抱えているかについては、株式会社大塚商会が2017年に行った、チームマネジメントに関するアンケート調査の結果が参考になる。同調査では、全国の管理職経験者に対し、チームマネジメントにおいて苦労している点を尋ねたところ、「部下の育成」や「チーム管理」という回答が多くなっている。

「営業方針の決定」や「業務フローの改善」といったチームの業務遂行に関わる事柄よりも、チームを構成する個々のメンバーやチームそのものに対するアプローチに苦労しているマネージャーが多いようだ。「前職者が昇進したことにより、今のポストに入ったため、上司・部下双方とのコミュニケーションが難しい」「後進を任せられる人材がいない」といったリアルな声も寄せられている。

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