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話題の『社長チップス』――そのニーズを探る

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 皆さんは『社長チップス』をご存知だろうか。これは日本全国47都道府県から選抜された社長カードがおまけに付いたポテトチップスで、いわば野球チップスの大人版のような商品だ。今年4月の発売以来、インターネットなどで話題となり、じわじわと人気を集めている。その多くは決して知名度の高くない全国の中小企業の社長ばかり。果たして誰が買うのか、どんなニーズがあるのか――。発売された経緯や目的、反響などを探ってみた。

カードゲーム感覚で社長自身をPRする

 企業のブランディング・PR支援を手掛ける株式会社ESSPRIDEが今年4月、スナック菓子『社長チップス』の販売を開始した。オンラインショップのみの販売で、価格は1袋300円(10袋、42袋入りなどセット販売もあり)。その最大の売りは、ポテトチップスのおまけとして、日本全国の社長の顔写真や各種情報が書かれたカードが付いていることだ。カードはタテ約9cm、横約6cmのトレーディングカード型で、表面には社長の顔写真が、裏面には社長や会社のプロフィールのほか、社長の「座右の銘」や「おすすめの本」「底力の源」などを記載。さらに「知力」「人望」「忍耐力」「容姿」「プレゼン能力」「気づかい力」「カリスマ性」など、さまざまな項目で点数化(自己採点)し、カードゲームさながらの“戦闘能力”として記載している。最終的に登場する社長は47都道府県から10人ずつ、計470人を目指しているという。
カードゲーム感覚で社長自身をPRする

企画の狙いは? そして誰が購入するのか?

 そもそも『社長チップス』を企画・販売した狙いは何だったのだろうか。ESSPRIDEの経営戦略本部 新規事業開発室・鈴木氏にお話を伺った。
 「有名企業や都内のベンチャー企業などは、メディアに取り上げられる機会も多いかと思いますが、地方の中小企業などはメディアに取り上げられる機会がそう多くありません。しかし業種・規模に関わらず、地域にしっかりと根ざし、素晴らしい事業を展開されて、熱い想いや汗と涙のストーリーをお持ちの企業様はたくさんあります。そういった企業様を「ポテトチップスをメディアに」というユニークな方法で、全国にPRし知ってもらい、さらに地元の発展にも繋げていければという想いで企画しました」(鈴木氏)
 もともとは企業をPRするための商品だったため、BtoCでの販売は一番の目的にはしていなかったそうだが、メディアや口コミで話題となり、予想以上の売れ行きを見せているという。購入者は30~40代が8割を占めており、購入動機も「自分用に購入して、コレクションする」「イベントの景品にする」「学生が就活の参考にする」などさまざまだ。

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