経営・ビジネスの課題解決メディア「経営プロ」

新たなライフスタイルとして注目される「週末農業」とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

実際に農家を手伝う「援農」というスタイル

 一方、ボランティアの一環として農業を体験するなら、「援農」というスタイルがある。これは主に都市部で生活する人たちが実際に農家へ足を運び、農作業を手伝いながら農業を学ぶ、あるいは楽しむこと。こうした取り組みは各自治体、NPO、農業法人などを中心に、全国各地で広がりを見せており、将来就農を希望する人から、週末の余暇を人のために使い充実させたい人まで、さまざまな人たちが参加している。
 社団法人全国農協観光協会(JAグループ)では、平成11年より「快汗!猫の手援農隊」という援農ボランティア団体を結成し、活動を続けている。交通費や旅行代金は自己負担だが、週末の2〜3日で果樹や野菜の収穫、稲刈りに携わるなど、先進農家の指導のもと、実際に農作業を体験することが可能だ。
 また、宿泊する場所や食事を提供する代わりに、農作業を手伝ってほしいという農家も少なくなく、双方をマッチングさせる取り組みも増えてきた。地方農政局がボランティア活動の情報を提供したり、NPO法人ECOFFの「村おこしボランティア」や、「ぐるなび」が運営する生産者と消費者を結ぶ情報サイト「援農・支援売.jp」といったものもある。

新宿駅前で畑を耕す『まちなか菜園』

 一方、都市型の菜園として注目されているのが、都市緑化で30年の実績を持つ東邦レオが手掛ける『まちなか菜園』だ。まちに残る空きスペースを利用して誰でも野菜作りを手軽に楽しめるようにしたい――そんなコンセプトのもと、駅ビルの屋上などに緑豊かな菜園を整備。現在、全国各地に菜園を増やしており、2016年春には、新宿駅新南口に開業する商業施設「ニュウマン」屋上に、新たに『soradofarm ニュウマン』をオープン。サポートスタッフが親身にアドバイスしてくれるので、初心者でも気軽に始められ、海外野菜から大型野菜まで収穫できるという。新宿の街並みや電車を眼下に見ながら畑仕事をしたり、出勤前にひと汗かいたりと――まさに新感覚のレンタル農園である。

 「週末農業」には、日々の疲れを癒すリラックス効果や、健康的な生活、自分の育てた作物を収穫する喜び、副業の楽しみなど、さまざまなメリットがある。また、企業の福利厚生として活用するのもオススメだ。同僚同士や社員の家族など日頃不足しがちなコミュニケーション作りにも、きっと有効なはず。ぜひ実践してみてはいかがだろうか。

お気に入りに登録

プロフィール

 経営プロ編集部

経営プロ編集部

経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

会員登録 / ログイン

会員登録すると会員限定機能や各種特典がご利用いただけます。 新規会員登録

会員ログインの方はこちら