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ビジネスモデルは見直しの繰り返し

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ビジネスモデルには寿命がある

ビジネスモデルには寿命がある

ビジネスモデルとは個別の事業構造を決める拠り所となるもので、「誰に、何を、どのように提供し、どこでどれだけ儲けるか」を定義したものだ。以下の4つの要素に分解することができる。

 ①顧客はだれか
 ②提供価値は何か
 ③どんなプロセスで提供するのか
 ④どんな収益構造になるのか

そして、ビジネスモデルには寿命がある。上記はどれも、環境の変化とともに変わっていく。現行ビジネスモデルが市場競争力があって利益を生み出すものであっても、何らかの要因により、その競争優位が失われる可能性があるのだ。

例えば、
 ①顧客自体が変わった(購入者が減少した、購入意思決定者が移転した)
 ②価値を認めてくれなくなった(代替品・代替サービスが出現した)
 ③提供プロセスの効率が低下した(遅くなった、高くなった、品質が低下した)
 ④儲けの源泉であった製品・サービス・プロセス等の収益力が失われた
このような例は多数あって、今成功しているビジネスモデルであっても、永続的には続かない。

環境変化と共に事業を変えていく

環境変化により事業の姿を変えた例は多数ある。その新たなビジネスモデルが成功した例もあるし、失敗に終わったケースもある。
たとえば、
 ・コダック社:写真フィルムのトップ企業であったが、デジタル化への対応が遅れ破綻
 ・アマゾン・ドット・コム社:出版物デリバリー事業からクラウドインフラサービス市場のトップ企業へ
 ・GE社:自動車産業が斜陽の時期(から今日まで)に金融事業が大きく利益貢献
 ・GE社:さらに金融事業の売却を発表、事業環境の不確実性が高く製造業に回帰するという背景のようだが・・・果たして?

かつては産業構造の変革が十数年単位で訪れたが、これらは主に技術革新や消費構造の大きな変化によるものだった。しかし今日では、革新レベルでなくとも小さな変化が急速に広がり伝播し、環境が変わっていく。コミュニケーション・インフラの急速な整備がこれを容易にしている。たった1人の意見がSNSよって発信され、伝播・増幅し、消費者の価値観を変える可能性もある。


《次ページに続きます》

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