
日本労働調査組合は2021年12月1日、「営業職の勤務意識に関するアンケート」の結果を発表した。アンケート実施期間は2021年9月17日~24日で、全国の営業職として勤務する20歳~49歳の男女、計543名より回答を得ている。これにより、新型コロナウイルスによる「営業職」の意識の変化など、企業の営業担当者の“今”が垣間見られた。
約7割の営業職が「退職を検討」。多くが「新型コロナの影響」と回答
新型コロナウイルス感染症拡大は、企業の業績をはじめ、従業員の就業状況にも大きな影響をおよぼしている。では、営業職の人材にはどのような影響が表れているのだろうか。
アンケートでは、はじめに「最近、退職を検討したことがあるか」と尋ねている。その結果、「ある:新型コロナの影響」が42.7%、「ある:新型コロナとは別の理由」が26.9%となり、合わせて69.6%が「退職を検討した」ことが判明。一方、「ない」は30.4%という結果だった。退職を考えたきっかけが「新型コロナウイルスの影響」との回答が多かったことから、いまだ営業職としての就労意識を大きく左右するインパクトがあるようだ。
アンケートでは、はじめに「最近、退職を検討したことがあるか」と尋ねている。その結果、「ある:新型コロナの影響」が42.7%、「ある:新型コロナとは別の理由」が26.9%となり、合わせて69.6%が「退職を検討した」ことが判明。一方、「ない」は30.4%という結果だった。退職を考えたきっかけが「新型コロナウイルスの影響」との回答が多かったことから、いまだ営業職としての就労意識を大きく左右するインパクトがあるようだ。

退職意識は「20代」で最多。若年層ほど営業職の将来性に不安か
「退職を検討したことがある」の回答割合を年代別に見ると、「20代」では79.9%(新型コロナウイルスの影響:48.4%、新型コロナとは別の理由:31.5%)となり、退職を検討した人の割合は一番高かった。「営業職」の将来性に不安を抱える人が、若年層に多いことがわかる結果だ。そのほか、「30代」は71.8%(同:52.5%、19.3%)、「40代」は56.8%(同:27%、29.8%)と、年代が上がるほど退職意識は低下していることがわかる。

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