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経団連が新卒選考時期を2017から見直しか?その背景にあるもの

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混乱したのは学生、採用に苦労する中堅中小企業

2016年度新卒採用は当初より混乱が予想された。企業側から見ると大多数が守られると思っていない採用スケジュールだったが、学生から見ると守られるルールだと思われていたからだ。

採用、育成、人事関連の調査を行うHR総研によると、2014年11月に実施した就活学生向け調査では、「多くの企業が守ると思う」15%、「大手企業は守ると思う」43%という回答だった。半数以上の学生が大手企業中心に選考は8月からだと思っていたわけだ。しかし、実際は3月、4月からでも多くの大手企業は採用活動を行っている。おそらく8月まで正直に選考を全くしなかった企業はほぼ皆無だろう。

マスメディアの多くは、経団連の「指針」が、あたかもすべての企業に当てはめられるルールのように報道したことで、そのまま信じた学生も少なくない。大学のキャリアセンターは企業側の活動実態を知っているので、学生には早くから就職活動を開始するように指導した。しかし、学生すべてがキャリアセンターを訪れるわけではない。実態を把握できない学生が少なからず、「選考解禁の8月前に面接を行う企業は、社会ルールを守らないブラック企業ではないか」という疑念を企業に対して持ったという話も聞かれた。

中堅中小企業は、8月以前に活動をしないと学生を集められないので懸命に活動するが、大手企業の採用によって学生の多くが7、8月以降に大量に内定辞退をしてくる。長期間の採用活動で疲弊している採用担当者は少なくない。労力、費用的な負担増も大きいだろう。

2017年度から4月選考解禁に戻るか?

2017年度新卒採用の予測については、2016年度より一層早期化することが予測されていたが、今回の会見で経団連榊原会長は、「4月に選考解禁日を戻すことも選択肢としてはあり得る」と話している。
それが最もすっきりとした答えだろうし混乱も最小限で済むと思われるが、10月以降の調査結果を見ての検討で、どこまで変えることができるか。今後の経団連の動きに注目したい。

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