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トプコンがアジア統括事業会社を新設、持続的な発展が見込まれる「アジア地域」でビジネスの加速を図る

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株式会社トプコンは、ポジショニングビジネスのアジア統括事業会社として株式会社トプコンポジショニングアジアを設立したと2020年8月12日に発表。これまで地域ごとに独立採算制により各社でビジネスを展開してきたが、体制を一新して日本を含むアジア・中東地域において「測量(Geopositioning)」、「建設(Construction)」、「農業(Agriculture)」の各事業を全社で統括して事業拡大を目指すという。

細分化されたビジネスの統合により、アジア地域の市場拡大へ

現在、アジア経済は着実に成長を続けており、いずれは世界の経済成長の中心になるといわれている。また、インフラ整備に向けて多くの開発投資が計画されているため、今後も持続的な発展があると見込まれる。

さらに、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、市場環境は変化。インフラ整備や農業はEssential Businessと呼ばれる「必須事業」であり、人々の生活を支える「基盤事業」でもある。そのため、地域の特性や顧客ニーズに合わせたソリューションが必要だ。

トプコンではこれまで、欧米や日本市場ですでに農業・建設工事の「工場化」を実現しており、アジア・中東地域においても生産性と品質性向上の視点から、さらなる需要が期待されている。そこで同社は、今後、アジア地域でのテクノロジーの普及を目指していく。また、アジア・中東地域のローカルニーズに適宜対応できるよう、地場企業と連携することで、マーケットの要求を反映した技術が循環するシステムを作り出し、ビジネスの加速を図るという。

アジア経済は今後、世界経済を牽引する可能性が高い。そのため、同じアジア圏内でのテクノロジーの普及や地場企業との連携は、アジア・中東地域のビジネスの発展を体現する鍵となり得るだろう。

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