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「ワーク・エンゲイジメント」に関する調査によって、生産性向上におけるエンゲージメントの重要性が判明

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2019年12月、トランスコスモス株式会社は、株式会社アトラエと共同で実施した「エンゲージメントと生産性との因果関係及び昇格対象者とエンゲージメントへの影響度合いに関する共同研究」の結果を発表した。この共同研究は、トランスコスモス株式会社の従業員約1,900人を対象とし、株式会社アトラエが提供する「wevox」を活用して実施された。調査期間は2019年7月29日~8月9日。研究結果から、エンゲージメントと生産性に因果関係が示され、昇格対象者のエンゲージメント向上が確認できたとしている。

エンゲージメントに関する研究が発展途上の日本で、共同研究に至った背景

ヨーロッパ諸国においては、「ワーク・エンゲイジメント(エンゲージメントの学術的表現)」がもたらす「生産性の向上」、「健康増進への影響」に関する研究が進んでおり、十分な結果を得ることができているという。一方、日本では同様の研究はさほど進んでおらず、エンゲージメントがもたらす影響や効果などについては、まだ研究途上である。中には学術的に定義された「ワーク・エンゲイジメント」とは違った理解がなされている例も見受けられるという。

今回のトランスコスモスとアトラエの共同研究は、前者のデジタルエクスペリエンス本部に在籍する従業員に対して行われ、マネジャーやディレクター、デザイナーやエンジニアなど、幅広い職種が対象とされた。調査では、オランダのユトレヒト大学で提唱された「ワーク・エンゲイジメント指標」との関連性・妥当性が示されている「wevox」のエンゲージメントスコアを利用しており、海外の先行研究を日本人向けに行った形だ。

エンゲージメントと生産性には相関関係が「ある」と確認

2019年第1四半期の結果を見ると、管理職のエンゲージメントスコアが10ポイント上昇するごとに、前年対比売上伸長率が12.5%程度上昇するという相関関係が認められた。調査対象は、広告運用やシステム開発などに担当している従業員で、職種をまたいで協力し合う「チーム」であったため、チームワークの労働がエンゲージメントと生産性に関連性を生み出すことが認められたとしている。この結果、エンゲージメントと生産性には因果関係があることが示されたといえよう。
エンゲージメントと生産性には相関関係が「ある」と確認

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