無印良品が、世界でも勝てる理由
~世界に“グローバル・マーケット”はない~
株式会社松井オフィス 代表取締役社長
株式会社良品計画 名誉顧問
松井 忠三氏
経営プロフォーラム2016 Springは終了いたしました。
多数のご来場、誠にありがとうございました。
2016年3月10日(木)、第二回目となる経営層に特化したフォーラム「経営プロフォーラム2016 Spring」を開催いたしました。
「新グローバル時代に挑む経営と人事~2020年に向けて、今求められる変革とは~」をテーマに掲げ、株式会社良品計画名誉顧問 松井忠三氏や著名企業の経営陣の方々より経営課題について組織のグローバル化の切り口での講演が行われました。
ご参加いただきました多数の経営者の方々、講演者の方々に、厚く御礼申し上げます。
株式会社松井オフィス 代表取締役社長
株式会社良品計画 名誉顧問
松井 忠三氏
サムトータル・システムズ株式会社
代表取締役社長
平野 正信氏
Global Career Partners Inc.
Vice President
浜崎 日菜子氏
株式会社クレディセゾン
代表取締役社長
林野 宏氏
グローバル・エデュケーション
アンド トレーニング・コンサルタンツ株式会社
代表取締役
布留川 勝氏
一橋大学大学院
国際企業戦略研究科 教授
楠木 建氏
「グローバル=海外市場」といわれたのはもはや過去の話。訪日外客数の急増により、インバウンド市場が急拡大しています。2011年には622万人だった訪日外客数は、2014年には 1341万人となり、旅行消費額は2兆円を超えました。これは2年前の2倍という驚異の成長率です。訪日外客数は、2020年の東京オリンピックに向けて急ピッチで拡大が続くと予想され、インバウンド市場の高成長はこれからが本番です。国内においてもグローバル化が進む時代を勝ち抜くための様々な変革(戦略・事業・組織・風土etc.)を 急ぐ必要があります。「今、経営者が急ぐべき施策とは何か」を考えていきます。
主 催 | ProFuture株式会社 |
---|---|
対 象 | 企業の経営トップ、役員、事業部長、経営企画部長、人事役員、人事部長等 |
定 員 | 80名程度 |
費 用 | 無料 |
日 時 | 2016年3月10日(木) 13時00分~18時20分 ※すべての特別講演、協賛講演に参加いただくプログラムとなります。 ※お申し込み多数の場合は抽選とさせていただきます。 ※一定の規定数に達した場合、申込期限前に締め切る場合がございます。 ※お申し込み者情報は主催企業・協賛企業へと提供いたします |
会 場 | 品川プリンスホテル メインタワー19階「ゴールド19」 東京都港区高輪4-10-30 (JR線・京急線「品川駅」高輪口より徒歩約2分) アクセスマップ |
13:00-13:10 | オープニングセッション(10分) |
---|---|
13:10-14:00 | 【特別講演】無印良品が、世界でも勝てる理由 ~世界に“グローバル・マーケット”はない~ 株式会社松井オフィス 代表取締役社長 / 株式会社良品計画 名誉顧問 松井 忠三氏 |
14:00-14:40 | 【講演】「自分自身で進化する組織」を実現するシステム ~Self-Developing Organization~ サムトータル・システムズ株式会社 代表取締役社長 平野 正信氏 |
14:40-14:55 | 休憩 |
14:55-15:35 | 【講演】なぜ日本企業は人材のグローバル化、ダイバーシティー化ができないのか ~日本企業の課題と解決策とは?~ Global Career Partners Inc. Vice President 浜崎 日菜子氏 |
15:35-16:25 | 【特別講演】「クレディセゾンの海外事業戦略」 株式会社クレディセゾン 代表取締役社長 林野 宏氏 |
16:25-16:40 | 休憩 |
16:40-17:20 | 【講演】なぜグローバル人材は育たないのか? ~2020年に向けて打つべき3つの施策~ グローバル・エデュケーション アンド トレーニング・コンサルタンツ株式会社 代表取締役 布留川 勝氏 |
17:20-18:10 | 【特別講演】「グローバル化の3つの壁」 一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授 楠木 建氏 |
18:10-18:20 | エンディング |
無印良品は1991年に海外に初出店しましたが、当初は赤字が続き、戦略の転換を迫られました。
当時社長だった松井忠三氏は大掛かりな経営改革を断行し、一時は撤退したアジアにも再出店。初出店以来11年続いた海外の赤字も2002年には黒字に転換させ、現在は25の国と地域に300店舗を展開しています。
海外進出で失敗する企業が多いなか、なぜ無印良品は成功しているのか?他の企業は世界でどう戦えばよいのか。実例を交えながらそのヒントをお話しいただきます。
東京教育大学(現・筑波大学)体育学部卒業後、西友ストアー(現・西友)入社。92年良品計画へ。総務人事部長、無印良品事業部長を経て、2001年社長に就任。赤字状態の組織を“風土”から改革し、業績のV字回復・右肩上がりの成長を達成。07年には過去最高売上高(当時)となる1620億円を達成した。08年~15年、良品計画会長。現在、良品計画名誉顧問、松井オフィス代表取締役社長。
新しい自己開発型人材育成システムを解説する。今まで蓄積されたきた組織全体の知識や経験をビッグデータ化し、従来のラーニング・システムやタレント・マネジメント・システムの問題点を解決する。スマホと新しいITインフラで育った世代が求めるシステムを実現するためには、ビッグデータ化と使いやすさが不可欠な要素となる。これらを土台とした、新しい人材育成システムにより、みんなが気持ちよく働ける職場作りをサポートし、「自分自身で進化する組織」を作り上げる。
IBMの開発エンジニア、日経マグロウヒル社(現日経BP社)記者、ハイペリオン日本法人代表、レッドハット・アジア担当VPなどを経て現在に至る。記者としての人脈、ソフトウエア全般、会計、人事などのITソリューションなどの豊富な経験を生かし、業界のビジョナリーとして活躍。明快な説明に定評がある。
人材採用について、”グローバル”、”ダイバーシティー”などをキーワードに取り組みを続けてきた日本企業。取り組みは結果に結びついているのか、日本企業のグローバル化に向けた新卒採用の課題は何か。現在のトレンド、それぞれの企業のニーズに合わせた採用戦略・事例を基にしながら、解決策を提案します。
お茶の水女子大学文教育学部卒業後株式会社ジャックスへ女性初の総合職として入社、株式会社コーチ・エイでのエグゼクティブへのコーチング、コーチ養成などの経験を経て7年間の日本企業勤務を経て渡米。
2005年より現Global Career Partners Inc.に入社、米国内のバイリンガル人材の企業派遣や人材紹介を主とした事業の立ち上げに携わる。
その後、海外大学の新卒者を対象としたグローバル人材の採用を行っている日本企業の人事採用サポートとして、帰国GO.com事業をスタート。
年間100名以上の日本人、アメリカ人の学生、キャリアへの就職カウンセリングを行い、日米両国での人事採用に携わっている。コラム執筆:大塚商会ERV ナビ アメリカの就職事情、採用事情 ~シアトルからのレポート~
クレディセゾンは、クレジットカードビジネスをはじめ、個品割賦、ハウスカード、プリペイドカードなど、国内で培ってきたノウハウを活用することで、 ASEAN各国をターゲットにリテールファイナンス市場への進出を本格的に開始いたしました。既にベトナムやインドネシア、シンガポールにおいて、現地の金融法人や事業会社と資本提携し、事業参入を具体化しております。
当社が目指す海外事業モデルや事業展開の方向性などを具体的事例と共にご紹介いたします。
1942年京都府生まれ。1965年埼玉大学文理学部卒業後、西武百貨店に入社。1982年西武クレジット(現クレディセゾン)へクレジット本部営業企画部長として転籍。2000年より現職。 「サービス先端企業」として、サインレス決済や永久不滅ポイントなど、業界の常識を覆すイノベーションで競争優位を確立。これまでの経験からビジネスの能力を示す新たな指標「BQ」(ビジネス感度)を考案し、著書「BQ~次代を生き抜く新しい能力~」を出版。
グローバル人材の育成が経営課題に上がるようになって久しい。しかし、多くの企業ではグローバル人材が枯渇しているのが現状である。これはなぜなのか?そしてどんな手が打てるのか?
創業から16年間、各業界上位企業を中心にグローバル人材の育成を提供してきているグローバル・エデュケーションの代表、布留川勝氏が現場で積み上げた経験をもとに、2020年を見据えた3つの施策を提言する。
▪なぜグローバル人材が育たないのか?
▪提言1. 次世代リーダー向けに思い切った施策を
▪提言2. 海外拠点のリーダー人材も同時に育成
▪提言3. やっぱりどうする?英語問題 ~英語は幹部層向けと底上げでメリハリをつける!~
2000年に、グローバル人材育成をミッションに、『グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社』を設立。2008年に、『パーソナル・グローバリゼーション(幻冬舎MC)を上梓、グローバル人材の定義を発表した。2010年にジャパンタイムズの(100Next-Era CEOs in Asia)に選出される。 ハーバード、UCバークレー、カーネギーメロン、ロンドンビジネススクール、INSEADなどトップスクールと協働し、国内では選りすぐりのリーダーシップやコミュニケーションの専門家のネットワークを構築。『グローバルと自立』をテーマに、組織開発と人材開発におけるコンサルタント、コーディネーター、ファシリテーター。
これほどの長きに渡って「グローバル化」が人々の関心を集めるキーワードになっているのは、それがそう簡単にできることではないからです。グローバル化を実現するためにはいくつかの大きな壁を乗り越えなければなりません。ただし、昨近取りざたされている「言語」や「多様性のマネジメント」はもちろん大きな壁ではあるが、表面に過ぎません。グローバル化におけるもっとも本質的な挑戦課題を明らかにし、それを克服するために撮るべき構えを提示いたします。
一橋大学大学院商学研究科博士課程修了(1992)。一橋大学商学部専任講師、 同大学同学部助教授、同大学イノベーション研究センター助教授、ボッコーニ大学経営大学院(イタリア・ミラノ)客員教授、同大学大学院国際企業戦略研究科准教授を経て、2010年から現職。 主な著作として、『戦略読書日記』(2013、プレジデント社)、『経営センスの論理』(2013、新潮新書)、『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』(2010、東洋経済新報社)などがある。
2015年開催の「経営プロフォーラム2015」の詳細はこちら
資料ダウンロードはこちら