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マーケティング・ダッシュボード

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 ダッシュボードとは、もともとは自動車の計器盤を指す言葉。スピードメーター、タコメーター、燃料計などが配置された計器盤を見れば、自動車の走行に必要な各種の情報をひとまとめに把握できるが、そこから転じたIT用語として、さまざまなリソースから取り出したデータをチャート、グラフなどの視覚的な形でまとめて画面に表示するツールのことをダッシュボードと呼んでいる。その中でも、マーケティングに関する各種の指標を整理して見える化し、一目で現状の状態が把握できるようにして、マーケティング戦略の意思決定を支援するツールが、マーケティング・ダッシュボードだ。

 最近、マーケティング・ダッシュボードが「これからのマーケティング活動には不可欠」といわれるようになってきた理由のひとつは、インターネット・マーケティングやビッグデータの活用も進む中、マーケティング担当者が見るべきデータが多種多様になり、個別にデータを管理、把握することが難しくなっていること。マーケティング・ダッシュボードを導入すれば、実施しているさまざまなマーケティング活動の効果を常時モニタリングし、データの分析から適切な対応策につなげることが容易になる。また、経営の観点では、それぞれのマーケティング活動の投入予算と成果を定量的に把握し、どの活動にどれだけ経営資源を割けばよいのか、適切でタイムリーな意思決定を行うために、マーケティング・ダッシュボードは大いに力になるだろう。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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