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プロダクトアウト/マーケットイン

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 マーケティングの基本用語として知られるプロダクトアウト(product out)は、企業が自社の優位性や考え方などを起点として商品やサービスを開発、提供すること。たとえば、「わが社が得意とするこの技術を応用して新商品を開発しよう」といったやり方がプロダクトアウトだ。一方、これに対比されるマーケットイン(market in)は、顧客が何を求めているかというニーズを起点とし、顧客視点で商品やサービスを開発、提供すること。アンケート調査などに基づいて新商品のコンセプトを決めるといったやり方がマーケットインの例だ。

 良いものを作れば売れるという大量生産・大量消費の時代が終わり、昨今では「企業の都合を優先するプロダクトアウトの考え方のままでは生き残れない。マーケットインの考え方に変えるべきだ」といった意見が優勢になりがち。しかし、必ずしもプロダクトアウトが誤った古い考え方で、マーケットインが常に正しいというわけではない。マーケットインに転換したのにヒット商品が生まれず、売れ行きも伸びないという例はよくあるし、ソニーのウォークマンやアップルのiPhoneなど、まだ世の中にない新しい価値を提供するような新商品は、顧客ニーズを起点にしていては創り出せないからだ。プロダクトアウトとマーケットイン、どちらが正しいということではなく、どのような顧客にどのような価値を提供したいのかによって、適切なアプローチ方法は変わるということだろう。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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