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ミスマッチ失業率

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 求人があっても、職種や年齢、スキル、勤務地などの条件が折り合わないことが原因で起きる失業率が、ミスマッチ失業率。失業者数と同じ数の求人件数があっても失業者が出るのは、このミスマッチ失業があるためだ。労働力人口に占める完全失業者数の割合を示す完全失業率からミスマッチ失業率を除くと、求職者に比べて求人需要が足りないために起きる失業率となり、こちらは景気が悪くなれば上がり、良くなれば下がる傾向がある。しかし、ミスマッチ失業率は景気が良くなってもなかなか上がらないことが特徴だ。

 日本のミスマッチ失業率は1990年前後は2%台前半だったが、バブル崩壊後悪化し、2000年代前半には4%台前半まで上昇。その後、3%前半まで下がってきたが、バブル期と比較すれば依然として高水準となっている。景気が好転してもミスマッチ失業率が改善されないというのは、先進国に共通する課題。産業構造が変化する中で、衰退産業では人手が余っていても、成長産業では企業が求める人材が不足し、人の移動が起こりにくいことが背景にある。今後、日本の労働力人口が急減していくことを考えれば、柔軟な働き方の導入、新たなスキル修得の支援など、ミスマッチ失業率を下げるための取り組みが企業にも求められていくだろう。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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