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クラウドコンピューティング

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「クラウドコンピューティング」とは、従来は手元のコンピュータで管理・利用していたようなソフトウェアやデータなどを、インターネットなどのネットワークを通じてサービスの形で必要に応じて利用する方式を指す。(出典:IT用語辞典 e-Wordsより)

コンピュータ処理をネットワーク経由でサービスの形で提供する形態は、1960年代から登場しており、それ自体は新しいものではない。1999年に設立したセールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ会長兼CEOは、「ソフトウェアは電気や水道のように必要な分だけ必要に応じて使えるようになるべきだ」とオンデマンドの情報管理サービスを作り上げた。当時はASP(Application Service Provider)と呼ばれていたが、2006年にGoogle創業者エリック・シュミットが「クラウドコンピューティング」という用語を用い、後にこうしたサービスがクラウドサービスと呼ばれるようになった。インターネットの普及・IT技術の進歩を背景に、クラウドコンピューティングは急速に発達してきた。

「クラウドコンピューティング」のメリットは数多い。初期費用の必要のない安価な料金体系にありながら、社内サーバーを利用しないためメンテナンスの必要もない。そして最大の強みは、事業継続実現に必要な「対応力」と「復旧力」をカバーすることが可能であることだ。仮に自社が被災したとしても、業務への影響自体を最小限に食い止め、影響を受けても即座に復旧を図ることができることから、日本では東日本大震災後に普及に拍車がかかった。

ビジネス環境の変化が激しく、予見性のない現代においては、「クラウドコンピューティング」の果たす役割は大きいと言える。

ただし、デメリットも存在する。最大の懸念は、自社のITシステムの一部が実質は組織の管理外となる点であろう。セキュリティ対策がどの程度のものかは測ることができず、何か問題が起きても完全な原因追及を行なうのは難しいと言われる。

そうは言ってもスタートアップや中小企業にとって、初期費用の低減など上記メリットは大変魅力的である。「クラウドコンピューティング」が主流となっていく中、メリットとリスクへの認識を深めた上で、より効果的な利用を図っていきたいものだ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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