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ニューロマーケティング

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ニューロとは脳科学の意味で、ニューロマーケティングは脳科学の知見をマーケティングに生かそうとするマーケティング活動・手法のこと。神経マーケティングとも呼ばれている。このような研究が進んだ背景にはfMRI(核磁気共鳴計測)・NIRS(近赤外線分光法)・MEG(脳磁図)など被験者に損傷を与えない脳の活動計測技術、診断装置の発展がある。

消費者へのアンケート調査やインタビューは本人が認識できる、言葉で表現可能な情報しか捉えることができない。一方、感情の動きなど無意識下の決定プロセスについては本人も自覚しておらず、語ることはできないが商品の選好に影響を与えている。こうした無意識のプロセスを解き明かすために、脳スキャン技術で計測するなどして消費者の心理を分析するニューロマーケティングが脚光を浴びるようになった。現在では多くのビジネススクールでニューロマーケティングを授業に取り入れている。

ニューロマーケティングの手法を使った有名な実験に、2004年に米国のコカ・コーラとペプシコーラの選好調査がある。これはベイラー医科大学の神経科学者リード・モンタギューのグループが実施したもので、コカ・コーラとペプシが好きな被験者に各々ブランド名を出した場合と伏せた場合との飲用中の脳の活動を計測した。その結果、コカ・コーラ好きな被験者の方がペプシ好きの被験者より、ブランド名の影響を強く受けていることが判明した。

ニューロマーケティングに関する著書としては、英サセックス大学のデイビッド・ルイス博士の著書『買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?』、世界有数のニューロマーケティング会社、ニューロフォーカス社の創設者・CEOのA・K・プラディープが著した『マーケターの知らない「95%」 消費者の「買いたい! 」を作り出す実践脳科学』、ハーバード大学市場心脳研究所所長のジェラルド・ザルトマによる『心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす』などがある。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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