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令和時代のリーダーに求められる4つのマネジメントスキルとは

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従来の組織では、いかにチームメンバーや担当業務を「管理」するかという点に重きが置かれていたが、多様な価値観や働き方が広がりつつある現在においては、いかに個々人の能力を最大限に発揮し、チームとしてパフォーマンスを上げるかというチームマネジメントが重要視されてきている。企業にとって、チーム・組織をどのように強化していくかは重要な人材戦略の一つとして考える必要がある。

「チームマネジメント」とは、チームを目標達成や生産性向上へと導くための手法

チームマネジメントとは、チームを牽引する管理職やリーダーが、部下やチームメンバーを目標達成や生産性向上へと導くための手法全般を指す。具体的にはチームメンバーが一丸となって助け合える関係を作り、チームワークの向上を目指しながら仕事に対するモチベーションを上げることが重要である。そのためには、チームを任された管理職やリーダーが強いリーダーシップを発揮し、チームとしての目的と目標を設定し、メンバーを牽引していくことが必要となるのだ。

もともとチームとは、「所属するメンバーが共通の目的や目標を持ち、その達成に向かって共に成し遂げようと取り込んでいる集団」のことを指す。この「チーム」を作り上げることこそがチームビルディングとなる。一方、同じ集団であっても、共通の目的や目標がない単なる人の集まりであれば「グループ」であり、共通目標の有無が「チーム」と「グループ」を分ける境界線といえる。

日々の業務に忙殺されて目の前のことしか考えられず、企業理念や共通の目的、周囲との協力関係も希薄化されがちだ。また、企業において働き方改革が推進される昨今、テレワーク就業に取り組む企業も増えているため、コミュニケーションがはかりにくい環境となっている。ダイバーシティの考え方も浸透してきているため、多様な価値観を持つメンバーをまとめていくことも必要となるだろう。
同じ目標に向かって共通認識を強めるとともに、コミュニケーション力や他者認識力、課題解決力を高めていくために、いまこそチームマネジメントを強化する必要があるのだ。

次ページからチームマネジメントを効果的に実行できる、4つのマネジメントスキルを具体的にご紹介していきます。

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