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特別読み切り

部下の目標達成に向けた「リーダーの支援」は企業の発展につながるか。成長を促す効果的な支援方法やポイントとは

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「定期的な振り返り」でPDCAサイクルをサポートする

部下の目標達成を支援する上での3番目のポイントは、部下が自身の考えた取り組みを開始した後は決して放置をせず、部下の仕事ぶりを定期的に確認・評価する「振り返り」を繰り返すことである。

例えば、目標達成のために与えた期間が6ヵ月であれば、当該期間を1ヵ月単位などに分割し、毎月、部下の取り組みを振り返って評価を行う。評価結果は部下に伝え、次の1ヵ月の取り組みを部下自身に再検討させるのである。

つまり、“6ヵ月後の目標達成”に向け、部下が“1ヵ月単位のPDCAサイクル”を効果的に回せるよう、リーダーがサポートするわけである。このように部下のPDCAサイクルをリーダーが支援することで、部下の取り組みに不十分な点が発見されても、リーダーによる軌道修正が可能となり、最終的な目標達成が実現しやすくなる。また、状況に応じて、目標の変更や再設定なども臨機応変に行えるであろう。

部下の視点で見れば、目標達成まで定期的に振り返りが行われることにより、失敗を過剰に恐れずに自身の考えを実行に移すことが可能となる。また、「上司は私の仕事ぶりをいつも見てくれている」という安心感が部下の心に醸成され、リーダーと部下との信頼関係の向上・組織風土の健全化にも役立つことになるのである。

「部下の成長」を促すのは“リーダーの責務”

部下が目標を達成する過程は、職業人としての「成長の過程」でもある。そのため、部下の目標達成を支援する行為は、組織リーダーにとって「部下育成」という極めて重要な責務を果たす行為と言えよう。

もちろん、多忙を極める組織人の中には、「部下育成に割ける時間などない」と考えるリーダーがいるかもしれない。しかしながら、「部下の成長を促すこと」は組織リーダーの本分であり、企業が持続的成長・発展を遂げるには、業種・業態を問わず、リーダーによる「部下育成」が不可欠である。

組織を司るリーダーの皆さんには、「部下育成」が自身の“本来業務”であることを認識し、部下の目標達成支援にも注力していただきたい。

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プロフィール

コンサルティングハウス プライオ 代表 大須賀 信敬(監修者)

コンサルティングハウス プライオ 代表 大須賀 信敬(監修者)

組織人事コンサルタント/中小企業診断士・特定社会保険労務士
中小企業の経営支援団体にて各種マネジメント業務に従事した後、組織運営及び人的資源管理のコンサルティングを行う中小企業診断士・社会保険労務士事務所「コンサルティングハウス プライオ」を設立。『気持ちよく働ける活性化された組織づくり』(Create the Activated Organization)に貢献することを事業理念とし、組織人事コンサルタントとして大手企業から小規模企業までさまざまな企業・組織の「ヒトにかかわる経営課題解決」に取り組んでいる。一般社団法人東京都中小企業診断士協会及び千葉県社会保険労務士会会員。
コンサルティングハウス プライオ

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