経営・ビジネスの課題解決メディア「経営プロ」

特別読み切り

中国五行・帝王学で個人の才能にフォーカス 今いるメンバーで成果を飛躍的に高める組織変革メソッド

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
業務フローに問題があると、いくら頑張っても成果が出ない

業務フローに問題があると、いくら頑張っても成果が出ない

――本人に才能がない仕事が割り当てられているのではないのに、成果が上がっていない場合はどうですか。

星山:阻害要因を探ります。コミュニケーションの問題が背景にあることが多いので、誰かと何かしらのあつれきが起きていないかを見ていきます。ケンカをしているということではなく、Aさんは一生懸命アイデアを出すのにBさんにつぶされてしまう、Cさんに言われると反論できないなど、いろいろな力学が横たわっていますから、そこを見出していきます。

――阻害要因が突き止められたら、何を改善されるのですか。

星山:部署の中で誰から誰に仕事を回していくと、あつれきなくスムーズに流れていくかを考え、業務フローを改善すれば、うまく回り出すことがよくあります。間違った仕事の割り当てはしていないのに結果が出ない場合は、業務フローに問題があることが多いのです。これは、流れるプールを逆方向に泳ぐようなものです。流れに沿っていればどんどん先に進むのに、いつまでたっても前に進めません。頑張っているのに業績が上がらないわけです。

今のメンバーのままで、うまく行っていない組織が変わり、業績が上がる

――そのように手を打っていくと、停滞していた組織がうまく回りだし、業績が上がるのですか。

星山:その通りです。私たちは、このメソッドを、中国五行・帝王学に基づいて本人の才能を特定し、その伸ばし方を具体的に示す才能開発プログラム「タレントフォーカス(Talent Focus)」として体系化し、ご提供しています。

――どのようなプログラムなのでしょうか?

星山:まず、タレントフォーカスでは、古くからある中国五行に基づいて「木・火・土・金・水」という5つのエレメントを定義しています。人の性格、行動は、各エレメントのエネルギーによって決まってきます。才能も然りです。これをベースに分析、タイプ分けを行っています。また、帝王学は言ってみれば中国五行の実務編で、唐の皇帝が国を治める間に役人と行ったやりとりをまとめた、組織マネジメントの記録集です。そのマネジメント技法を現代に紐解いて、私が実務の中で経験したものを結び付け、タレントフォーカスに取り入れています。

東洋的な自然のサイクルに沿って、組織をマネジメント

――企業向けの組織診断やアセスメントのツールで東洋的な切り口のものは、これまであまりなかったと思います。なぜ、現代の組織の課題解決に、中国五行や帝王学が活用できるとお考えになったのですか。

星山:同じことをやっても成功する人、しない人がいるのはなぜかと考えたとき、持って生まれたもの、才能といわれるものの違いではないかと思い至りました。才能から芽が出た人と、努力から芽が出た人では明らかに結果が違います。何か法則があるのではないかと、手助けになるツールを探してみました。多くのマネジメントツールは欧米から来ていますが、和製化に失敗している場合もありがちです。そこで東洋圏に目を向けたときに出会ったのが、中国五行、帝王学でした。これらと照らし合わせて組織マネジメントをサポートすると、面白いように結果が出ました。季節は春夏秋冬の順に巡り、絶対に逆行しないといった自然のサイクルに沿ってマネジメントするため、わかりやすく、結果が出やすいのです。

――「木・火・土・金・水」という5つのエレメントについて、ご説明いただけますか。

星山:まず、木のエレメントに属する人は、物事の始まりのところにいて、芽吹いて枝をどんどん伸ばしていく、発想豊かでスピードの早い方々です。0から1を生み出すような新しい事業や商品のアイデアを出す適任者です。次に、伸びてきた木を燃え広がらせて発展させるのが、火のエレメントの人。情熱あふれる方々で、新しいアイデアを形にしていくフェーズで活躍します。人間関係やモチベーション管理の達人です。そして、火が燃えた後、それを受け止めるのが土のエレメントの人。お客様への納品などのオペレーション実務を担ったり、細かい作業やルーティン作業を得意とする方々です。次には、土が堆積した中で鉱石、メタルがつくられ、さらに水が生まれて、次のエネルギーを生み出す準備をします。そこからまた木が芽生えるというようにサイクルが回っていくわけです。金のエレメントの人は論理的な方々、水のエレメントの人は本質的なものを好む方々で、いずれもゼロベースからというより、既存の顧客や商品を拡大していくような業務に向いています。この「木・火・土・金・水」は中国五行で「相生(そうじょう)」と呼ばれる発展のサイクルです。逆回りはだめなのです。
東洋的な自然のサイクルに沿って、組織をマネジメント

お気に入りに登録

関連記事

会員登録 / ログイン

会員登録すると会員限定機能や各種特典がご利用いただけます。 新規会員登録

会員ログインの方はこちら