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がんが自然に治る生き方 ―― 余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと

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『がんが自然に治る生き方 ―― 余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと』(ケリー・ターナー著、長田美穂 翻訳/プレジデント社)

本書はハーバード大学在学中に統合医療に関心を持ち、カリフォルニア州バークレー校でがん患者へのカウンセリングで博士号を取得した著者が、1000件を超える進行がんの劇的な寛解事例と100人以上のインタビューを分析、自然治癒力を引きだす「9つの習慣」についてまとめたものである。

その習慣とは、
①抜本的に食事を変える、
②治療法は自分で決める、
③直感に従う、
④ハーブとサプリメントの力を借りる、
⑤抑圧された感情を解き放つ、
⑥より前向きに生きる、
⑦周囲の人の支えを受け入れる、
⑧自分の魂と深くつながる、
⑨「どうしても生きたい理由」を持つ、
である。

興味深いのは、その中に身体に関するものは2つしかなく、あとは「心」を問題にしていることだ。医者に見放されながら寛解を遂げた人は、全員が病気を引き起こした原因となる心のパターンやしみついた思考に目を向け、「それまでの生き方や習慣を変えて」いるのである。インタビューを受けた寺山心一翁氏もその一人だ。彼は46歳で右腎臓ガンの末期とわかったとき、睡眠もとらずに働いていた自分自身ががんを生み出したことに思い至る。そして、仕事をやめて代替え療法に専念する選択をし、様々な気づきを得る。死の宣告から25年以上たった今も寺山氏は元気で、健康関連のカウンセリングやワークショップなどを手がけている。そうした数多くの証言と出会いを重ね、著者はがんだけでなく、病気とは「人間の身体・心・魂のどこかのレベルで詰まっているものである」と結論づける。そして「がんを克服し元気になった人たちは、本当の自分をとりもどそうとし、それに成功した人々です。・・・がんを治癒させるために大切なのは、どんな方法に取り組むかではありません。魂のレベルで真の自己に向き合えるかどうかだとわたしは思うのです」と語る。人は公私ともに様々な責務やしがらみを背負って生きている。がんは向き合い方によっては、そうしたくびきから自分を解き放つ契機になるものなのだ。がん患者にはもちろん、健康な人にも是非読んで欲しい1冊である。
『がんが自然に治る生き方 ―― 余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと』(ケリー・ターナー著、長田美穂 翻訳/プレジデント社)

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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