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自己変革の経営戦略 ―― 成長を持続させる3つの連鎖

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『自己変革の経営戦略 ―― 成長を持続させる3つの連鎖』(松江英夫 著/ダイヤモンド社)

自ら変わり続ける企業だけが、競争優位を持ち続ける。それでは、自己変革できる組織はどのようにつくり出すのか? 本書は20数年にわたる豊富なコンサルティング経験を持つ著者が独自のフレームワークを軸に、「コマツ」「ヤマトグループ」「三菱ケミカルホールディングス」など数多くの事例とトップマネジメントへのインタビューを通して、持続的成長を実現するためのポイントを解説したものである。
 自己変革をもたらすには、「3つの連鎖(つながり)」が必要だと著者は指摘する。それは、不変の揺るがない軸を持つことで、組織が時間を超えてつながっていく「時間軸の連鎖」、顧客やステークホルダーの変化と結びつき、組織に変革の“気づき”を与える「市場との連鎖」、そして組織内部に存在する「壁」を乗り越え、自ら学習することで変革を継続させる「組織内の連鎖」だ。これら3つを現場の「一人ひとりが変革リーダー」だという意識がつなぐことによって、自己変革力が生まれると言う。逆にそれが断絶すると、どんなにトップが号令をかけても、変革は失敗に終ってしまう。
 本書のもう一つの価値は、登場するトップの「言葉」にある。たとえば最後に登場するサッカー元日本代表監督 岡田武史氏の「常にハイレベルをキープすることが勝ち続けること」「一番強い組織は選手が自発的に動く『生物的組織』」「どん底を経験すると、答えがわからないことを直感で決断できるようになる」「(リーダーに)一番大事なのは、志高き山に必死になって昇る姿を見せること。『自分はこうなりたい』という山は駄目」など、「どん底」の経験から生み出された言葉には力がある。登場する経営トップは次の通りだ。

木川眞氏(ヤマトホールディングス)
東哲郎氏(東京エレクトロン)
小林義光氏(三菱ケミカルホールディングス)
田中良治氏(三菱ケミカルホールディングス)
熊谷昭彦氏(日本GE)
奥田務氏(J.フロント リテイリング)
河原春郎氏(JVCケンウッド)
天羽稔氏(デュポン)
田中能之氏(デュポン)
岡田武史氏(サッカー元日本代表監督、FC今治オーナー)
『自己変革の経営戦略 ―― 成長を持続させる3つの連鎖』(松江英夫 著/ダイヤモンド社)

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 経営プロ編集部

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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