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第230回  「足して2で割る案は最悪になる。」オリエンタルランド 代表取締役会長(兼)CEO 加賀美俊夫

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 加賀美氏は、1935年、東京都江東区生まれ。開成中学校・高等学校から慶應義塾大学・法学部・政治学科に進学。大学在学中は「応援指導部」に所属した。卒業後は中学・高校の6年間利用した京成電鉄に入社する。

 その後、京成電鉄・三井不動産・朝日土地興業の3社で設立された合弁会社オリエンタルランドに移り、「東京ディズニーランド」の開業や「東京ディズニーリゾート」の誕生に携わる。「東京ディズニーランド」の開業時には取締役を務めていた。副社長などを経て、社長に就任したのは1995年。

 ディズニーランドやディズニーシーは開業時から原則として弁当持ち込み禁止になっている。これは「食事もショーの一つである」というウォルト・ディズニーの考え方による。食事はあくまでパーク内のレストランでというわけだ。しかし当時、遊園地やレジャー施設に弁当を持っていくのは当たり前のことであり、来園者からも反対意見は多かった。ディズニーのポリシーや哲学を忠実に守ることが大切として、弁当解禁をかたくなに拒否したのが加賀美氏だった。

 斬新なアイディアが会議を重ねていくうちに角が取れて、気づいてみたらどこにでもあるようなものなっていたという経験は誰にでもあるのではないだろうか。リーダーたる者、時にはほかの人の意見を聞かず、突き進むことも必要だ。ただしその分、責任が重くなることは覚悟しなくてはならないが……。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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