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第226回  「重要なことであれば繰り返し何回も説明する。そうしないと社員は分かってくれません。」東芝 元社長・元会長 西室泰三

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 西室氏は、1935年、山梨県都留市生まれ。武蔵高校から慶應義塾大学経済学部へ進学した。ただし受験は2度失敗して、3度目に合格している。

 大学在学中はバスケットボールに熱中。オリンピック強化選手に選ばれたこともある。また、在学中、カナダのブリティッシュコロンビア大学への留学も経験している。

 卒業後は東京芝浦電気(現・東芝)に入社。留学経験を買われて東芝アメリカの設立にかかわった。1992年に東芝アメリカの副会長に就任。その後、東芝本社の常務取締役を経て専務取締役に。

 この専務時代に取り組んだのがDVDの規格統一だ。西室氏はメーカー各社に呼びかけ、一時は決裂確実といわれた交渉をまとめ上げた。これが評価されて1996年に東芝の社長に就任した。

 晴れて社長に就任した西室氏だが、それからが大変だった。赤字に転落したのだ。東芝を支える柱の一つだった半導体事業が価格下落で不振に陥ったことが原因だった。大規模なリストラ、関係会社の整理・統合など、経営改革の結果が出始めるのは西室氏が相談役に退いてからだった。

 掲出は、社長に就任した時、前社長の佐藤文夫氏に言われた「社長になったら、自分でも本当にこんなに同じことを言ってもいいのかと思うぐらい繰り返して言わないと、社員は分かってくれないよ」がもとになっている。人間のコミュニケーションは言葉が基本。以心伝心や腹芸では部下はついてこない。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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